<特別給付金オンライン申請顛末記>

pressココロ上




おじ(ぃ)さんのくせに新し物好きの僕ですので、政府がすべての国民に給付してくれる10万円を「郵送申請」ではなく「オンライン申請」をしたくなりました。もちろんオンライン申請のほうが早く受け取れるということもあります。

オンライン申請にはいくつか条件があるのですが、まず「マイナンバーカード」を持っている必要があります。ネット情報によりますと昨年の夏の時点で所持率は約13%だそうですが、中には「通知カード」と区別がついていない人もいるようです。

「通知カード」とは役所から送られてきた「紙の通知書」です。通知書の上のほうに切り取り線が書いてあり、割り当てられた「マイナンバー」が記されています。「マイナンバーカード」はその通知書とは別物で、通知書を持って役所に行き「マイナンバーカード」を作る手続きをする必要があります。

その手続きを終えている人がわずか13%ということになります。国民に人気のない「マイナンバーカード」でしたが、国はいろいろな方法を駆使して普及させようと試みていました。そうしたようすを見ていますと、「いつか役に立つかもしれない」と思い、僕は作っていたのですが、それが役立ったことになります。

「マイナンバーカード」を持っている人が少ないということは、「オンライン申請」をできる人が少ないことになります。報道では、給付金のオンライン申請にマイナンバーカードが必要とわかってから手続きをしようとする人が多いらしく、今マイナンバーカードを作るとなると2ヵ月くらいかかるそうです。

僕のときは、申請に行ったその場ですぐにできましたが、説明や確認事項などで30分くらいは時間を要しました。今の時点で手続きをして2ヵ月以上かかるのもわかるというものです。

さて、オンライン申請に挑戦することにしましたが、申請方法をざっくりと調べたところ、「マイナンバーカード」を読み取る道具が必要であることがわかりました。具体的には、「ICカードリーダー」か、「似たような機能がついているスマホ」でした。

実は、この段階では僕は勘違いをしており、申請をできるのはパソコンからのみで、その際に「ICカードリーダー」か「機能が備わっているスマホ」が必要と思っていました。しかし、オンライン申請の具体的な解説サイトを読みますと、申請の方法がパソコンを使う方法とスマホ(iPhoneを含む)を使う方法の2つがあることがわかりました。

つまり、パソコンから申請する方法では「ICカードリーダー」」が必要で、スマホで申請する方法では「ICカードリーダーと同じような機能」が必要でした。最初はパソコンで申請することを考えていましたが、「ICカードリーダー」は意外に高価で5千円~1万円くらいします。僕はためらわずスマホで申請することに決めました。

しかし、ここからがまたいろいろと問題が起きました。

先ほど、スマホで申請するには「ICカードリーダーと同じような機能が必要」と書きましたが、その機能をNFC(Near Field Communication)と言うそうです。日本語にしますと「近距離無線通信」ですが、要は「blue tooth」のようなものです。そのNFC機能がスマホに備わっていなければいけないのですが、悲しいことに僕の安物のスマホにはついていませんでした。

そこで試しに前に使っていた機種を引っ張り出して調べたところ、なんとそれにはNFCがついていました。喜び勇んで手続きを進めますと、また問題が発生しました。スマホで手続きをするにはNFC機能のほかに「マイナンバーカード」を利用するためのアプリをインストールする必要がありました。「マイナポータルAP]というのですが、そのアプリに対応しているスマホの機種が限られていたのです。

もちろん僕の古いスマホの機種は対応していませんでした。そこで考えたのが息子が以前使っていたiPhone8です。解説サイトによりますと、iPhone7以降ならすべて対応しているということでしたので息子のiPhone8を借りることにしました。ちなみに、iPhone8のNFC機能は専用のアプリをインストールすることで対処可能でした。

さて、息子のiPhone8を使って手続きを進めていたのですが、順調に進み手続きも終盤に差し掛かったところで、手続きの鍵となるNFCを使う段階になりました。そこで問題が発生したのです。

息子がiPhone8をやめたのは本体を落としてしまい、カメラが使えなくなったからです。そして、NFCはカメラ機能を使うのです。カメラでマイナンバーカードを読み取ることで本人確認ができるのですが、その肝心のカメラが使えなかったのです。僕はNFCは電波かなにかを発信することで対象物を読み取るものと思っていました。

せっかく終盤までたどり着きながらあきらめざるを得なくなり、手続きは終了となってしまいました。これはとても悔しいものでした。手続きの初期の段階で不可能なことがわかったならあきらめるのも仕方ないと思ったかもしれません。ですが、あと一息のところまで進んでいたのです。

あきらめきれません。そこでまたまた考えました。

僕は嫁いだ娘の顔が思い浮かびました。娘はiPhoneの最新機種を使っていたはずです。そこで連絡を取りますと、我が家までご足労いただくことを了承してくれました。本来ですと、僕のほうから出かけるのは筋ですが、嫁ぎ先はとても遠いのです。ならば余計ご足労願うのは申し訳ないのですが、そこは父親ということでお許しをいただきました。

結局、娘のiPhoneで手続きは完了したのですが、最後に一つだけ手間取った場面があります。それはNFCの使い方でした。iPhoneをマイナンバーカードにかざす必要があるのですが、おじさんの業として、「読み取らせよう」と思うあまり、どうしてもiPhoneを微妙に上下左右に動かしてしまうのです。この所業が間違いだったのですが、いくらiPhoneをかざしても読み取りができませんでした。

それを横で見ていた娘が「動かさないでじっとしていたほうがいいんじゃない」と助言してくれました。言われたとおり、じっと10秒ほど動かさずにかざしていますと、「読み取る」ことができました。画面に「読み取りの成功しました」と表示されたのです。なんとうれしいことでしょう。

ところが、次の場面でまた躓くことが起こりました。

僕は解説のサイトを見ながら手続きを進めていたのですが、「読み取りに成功しました」のあとの画面が解説サイトと違うのです。解説サイトですと、「読み取りに成功した」あとは「送信ボタン」を押すだけなのですが、僕のiPhoneの画面には「送信ボタン」が表示されないのです。

「送信ボタン」が表示されませんので、画面のほかのところをタップしますとトップページに戻ってしまいました。それを幾度か繰り返し、僕は袋小路に入りこんでしまいました。僕が思案に暮れていますと、その姿を見兼ねた娘が声をかけてきました。

「試しに、最初に表示された『読み取りに成功しました』」のページに戻ってみたら」

とiPhoneを手に取りました。すると、なんとそこには「送信ボタン」が表示されていたのです。おそらく「読み取った」あとに「送信ボタン」が表示されるまである程度時間が必要だったのでしょう。ついつい気持ちが急いてしまい、待つ余裕がなくなっていたようです。

最後に「送信ボタン」を押し、「手続きは完了しました」と無事に表示され、僕の手続きは成功しました。メールにも「完了の受付番号」が送られてきましたので、あとはお金が振り込まれるのを待つだけです。

うれしい!

というわけで、僕の「給付金オンライン申請顛末」でした。どなたかの参考になれば幸いです。

じゃ、また。







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