<ひねり>

pressココロ上




僕は昔から一般の人とは感性が少しずれているようで、僕が「この歌、『すごくいい!』と思った」歌はほどほどにしかヒットしないことが多々ありました。考えようによってはひねくれものの真骨頂ということで喜ばしいことではありますが、やはり「感性がずれていることの証明」でもありますので落胆する気持ちもあります。

僕は数ヶ月前から「まとめnaver」に凝っているのですが、ここでページビューを上げるためにはその「感性」がとても重要になります。「まとめnaver」は大分前から作成してはいたのですが、真剣と言いますか本気で取り組んでいたわけではありません。意外に「そういう人は多いのではないか」と思っていますがどうでしょう。

本気でないときは、気が向いたときに作成する程度でしたので、頻度としては1ヶ月に1度とか作成する気持ちが盛り上がらないときは何か月も作成しないこともありました。ですから、作成してもページビューの数字を気にすることもほとんどありませんでした。

基本的に、ページビューは作成した当日が一番高くなり日を追うごとに漸減していきます。本気でないときのページビューは平均しますと、作成した当日が100ページビュー前後で、それから徐々に数字は減って行き数十に落ち着き、全く注目されない「まとめ記事」はゼロになります。

だいたいの記事はこのような運命を背負っているのですが、中にはゼロにならず一定のページビューをずっと保っている「記事」もあります。例えば、「青が散るー出演者たちのその後」という「まとめ記事」は2~3年間ゼロにならずに数字を保っています。

この記事の特徴としては、数字が落ちてきて一定の数字を保っていると数ヶ月に一度突然に数字が倍以上に上昇することがあります。僕の推察するところ、テレビとかamebaTVなどほかのメディアで「青が散る」を紹介する機会があったと想像しています。真相はわかりませんが、なにかのきっかけで「青が散る」を思い出して懐かしむ人が一定数いることは間違いなく、それがゼロにならない理由です。

「青が散る」のような「まとめ記事」がはありましても、トータルで見ますと大した数字ではありませんでした。それがある日、一つの記事でいつものトータルの10倍くらいのページビューをたたき出したことがありました。それは「腹式呼吸」についてまとめた記事でした。

このときは驚きました。トータルの数字と比べて10倍ですから一つの記事で比較しますと20倍以上ということになります。「naverまとめ」の成績上位者が1ヶ月に数百万ページビューを軽く超える数字を出しているのは知っていましたが、自分とは別世界の出来事と思っていました。そんな低レベルの僕でしたので、ページビューが普段の20倍以上の数字を出すことを想像することができませんでした。それが偶然にも実現したのですから、驚き以外のなにものでもありません。

このときに実感したのが、作成する記事の内容が「時流にマッチしていること」の重要性です。世間の人が興味を持っていそうなことの記事を作成することの重要性です。これまでは自分の気分次第で「まとめ記事」を作成していましたのでその重要性を実感することになりました。

ネットの世界は「多くの人が関心を持っていることを取り上げることが大切」とはわかっていました。ネットで儲けている人たちが「キーワード」について論じているのを幾度も見たことがありましたが、漠然と知識として知っていただけで実感することはありませんでした。それが、「腹式呼吸」をまとめたことで実感することになったのです。ひねくれ者の天邪鬼の僕には画期的な体験でした。

「naverまとめ」に本気で取り組んでみる気になったのには、あと一つ理由があります。それは僕のadsenseの凋落です。僕は10年以上adsenseをやっていますが、数年前までは1日に1回はクリックされていました。つまり、少ないながらも毎日お金が発生していたことになります。ところがネットの主役がパソコンからスマホに変わった頃から潮目が変わってきました。

僕のadsense収入はgoogeサイトにアップしている「あなたはこうやってラーメン店に失敗する」という記事からがほとんどですが、流入元は「検索」です。90%の人がgooleやyfafooの検索から訪問していました。その検索順位に変化が起きてきました。

実は、googeサイトの記事はアップしてから内容はずっと同じままです。一度はネットの本の体裁で販売していたものですので当然ですが、同じ内容の全く更新も変化しないサイトが「脱サラ ラーメン」のキーワードで10年以上検索でベスト5位以内に入り続けていました。ときには1位になることもあったのです。

実は、このことも僕は不思議でした。ネットなどで検索上位に入るためのいろいろな対策を読むことがありますが、同じ内容で変化をしないサイトは「上位に入れない」はずなのです。ところが、10年以上僕のサイトはその解説に当てはまらない状態だったのです。なにもしなくても、検索で上位に入ることは可能だったのです。

ところが、昨年からその状況が変わってきました。「いよいよ」と言いますか、「とうとう」と言いますか、僕のサイトが上位から落ちるようになりました。現在では2ページ目に表示されるところまで落ちています。現在の上位に入っているサイトを見てみますと、google対策をしているのが見て取れます。やはり、真剣に検索対策をしないと上位に入るのは不可能な変化が起きたようです。

ですが、考えようによっては検索対策をなにもしないで10年以上トップに君臨していたことはすごいこととも言えます。アルゴリズムがどのようになっているのかはIT素人の僕にはわかりませんが、「役に立つ内容」という自負はありますので10年間上位に選んでくれたことには敬意を表したいと思います。

それはともかく、adsenseが落ち込んだときにたまたま「まとめnaver」でページビューが上がる経験をしました。それがきっかけで「まとめnaver」に本気で取り組んでいる次第です。

先にも書きましたが「まとめnaver」で大切なことは「世間が求めていること」を記事にすることですが、同じくらいに重要なことは「タイトルのつけ方」です。タイトルの良し悪しでページビューが決まると言っても過言ではありません。ですが、ひねくれ者の天邪鬼の僕としましては、普通にタイトルをつけるのは納得できないものがあります。どうしても「ひねりを入れたい」と思ってしまう僕がいるのです。

「ひねり」と「受け」のせめぎ合いに悩むのですが、僕的には納得できても「ひねり」過ぎてしまいますと、ページビュー的には失敗することになります。最近の例で言いますと、香港のデモがあります。

ご存知の方も多いでしょうが、現在香港では民主化を後退させる法律に対するデモが起きています。そして、そのデモを象徴する行動として「雨傘を開いて」行うデモがあります。2014年の雨傘運動から引き継いでいるものですが、雨傘は警察の放水や催涙弾から身を守るためのものです。

その「まとめ記事」を作成したときのタイトルは「香港で7人に1人が傘を差す理由」としました。僕的には「ひねりが利いて」満足できるものでしたが、全くページビューは伸びませんでした。そこでタイトルを「香港デモ・若者が立ち上がった理由」と変えたところ数字が伸びました。「ひねり過ぎた」ようです。

このほかにも「ひねり過ぎ」て数字が取れなかったこともありますが、こればかりは生まれついた性格ですのでどうしようもありません。現在、体操の内村選手は体調が今一つで調子が悪いですが、あの完璧な内村選手が鉄棒の演技中に落下したときは本当に驚きました。あの時以来、調子が上がらないように思うのですが、来年のオリンピックにはなんとか出場してほしいと思っています。

僕も、あまりひねり過ぎると落ちてしまうので気をつけたいと思っています。

じゃ、また。




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