<予防の大切さ>

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僕は毎年、冬になりますと「手が荒れる」症状に悩まされます。「手が荒れる」と言いましても、正しく言いますと指関節周りの皮膚ですが、左右両方の数か所でその症状になります。

「荒れる」と書きますと、単にカサカサした状態を想像するかもしれませんが、カサカサを通り越してアカギレの状態にまでなってしまいます。アカギレはまさしく「切れる」ことですので、ぱっくりと皮膚が裂けてしまい、かなり辛い思いをしています。

もちろんそのままにしているわけではなく、対処はしています。この症状に悩まされるようになって4~5年は経っていると思いますが、最初の頃は裂けたところに絆創膏を貼っていました。例えば、カッターや包丁などで指を切ったときに絆創膏を貼りますが、それと同じ発想です。「切れたところに絆創膏」は昭和生まれのオジサンの一般的な対処法です。

この発想でいきますと、次に思いつくのは裂ける前にバンドエイドを貼ることです。症状が出る前に備えるという観点からしますと悪い発想ではありません。…たぶん。

アカギレになる箇所は大体決まっていて、人差し指の第一関節の甲の左側面あたりと第二関節の同じところです。この症状が左右の手に現れます。素人的な考えでは、関節の近くはどうしても皮膚を伸ばしたり縮めたりすることが多くなりますので、それが影響していると思います。

本当の原因はともかく、アカギレになる前に、つまりカサカサの状態になった段階で絆創膏を貼るようにしました。この対処法は、「患部を空気に直接肌を触れさせないこと」で肌をカサカサから守ることを目的としています。しかし、最初のほうこそこのやり方は効果があるように思えましたが、次第に効果を感じなくなってしまいました。

また、この対処法の難点は絆創膏をたくさん使うことです。絆創膏を貼る箇所が4か所としますと、毎日4枚使いますので1ヵ月で120枚も消費することになります。これは費用対効果で考えますと、あまりよいやり方とは思えません。しかも、効果も感じないのです。

そこでほかの方法を考えることにしました。

一昨年かその前か忘れましたが、あまりの肌荒れの辛さに我慢できず、皮膚科の病院に行ったことがあります。そのときに薬を処方してもらったのですが、その薬はよく効いていました。ぱっくり裂けたところに塗りますと1日で治っていました。ですから、その薬がある間はなんとか悪化を避けることができていました。

しかし、今回の冬を迎える時点では、その薬を使いきっていました。そこで仕方なく絆創膏作戦で対処していたわけです。ですが、先ほど書きましたようにこの作戦も限界にきていました。また皮膚科に通院することも考えましたが、冬を迎える度に毎年行くのはどうも面倒な気分になります。

先ほど皮膚科に行ったことを書きましたが、そのときに先生が「肌が荒れるのは、要は表面の層が破壊されるから…」と話していたのを思い出しました。そこで、ネットでいろいろと調べますと、「肌を乾燥させないこと」が重要であることがわかりました。

実は、これは僕にとっては「目から鱗が落ちる」発想で、これまでは「アカギレの状態からどうやって復活するか」に主眼を置いていました。しかし、本当は「アカギレになることを防ぐ」ことに主眼を置くべきでした。

自分に合うハンドクリームを探すことにしました。

テレビを見ていますと、ハンドクリームのCMが放映されることがありますが、その多くが「手に潤いを与える」ことを訴えています。テレビCMを打つくらいですから、実際に効果はあるのでしょうが、僕に合うかどうかはわかりません。なにごとも相性は重要です。

相性を確かめるにはやはり実際に使ってみることが大切です。スーパーに行きますと、テスターとして試供品を置いていることがありますが、それを試したりもしました。そのほかにもネットでいろいろと情報を集めた結果、たどり着いた商品がアトリックスでした。

アトリックスと一口に言いましてもいくつか種類があります。これも調べていくうちに知ったことですが、スキンケア用品は「薬事法」により、「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」のどれかに分類され、効果・効能の範囲が明確に分かれているそうです。

名称から想像できると思いますが、効能・効果が高い順番は「化粧品 < 医薬部外品(薬用化粧品)< 医薬品薬用」です。少しややこしいのですが、単に「薬用」と書いてあるものは「医薬部外品」のことだそうです。

僕が今、使っているのは「薬用 atrix HAND CREAM 」という製品ですが、まめに塗っておりとても効果を感じています。おかげで今年は肌荒れにあまり困らなくなっていますが、「潤いを保つこと」の重要性をもっと早くわかっていたなら、ここ数年の苦労は味わなくてよかったはずです。それが残念でなりません。

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昨年からオーストラリアでは森林火災が続いていますが、未だ収まる気配がありません。火災が発生してからもう3~4か月が経ちますが、さらに広まる様相さえしています。日本からも救援部隊が駆けつけるそうですが、世界的に対応しなければ、地球規模で危機が起こりそうです。

昨年はブラジルでも森林火災が起き、そのほかの地域でも起きています。その原因として地球温暖化が指摘されていますが、トランプ大統領は地球温暖化を認めていないようです。確かに、温暖化を「100%信じてよいか」は誰にもわかりませんが、ある程度の真実性はあるように思います。

前に、「まとめnaver」で書いたことがありますが、米国のおおよそ半分の人は進化論を認めておらず「人間は神が創った」と信じているそうです。あれだけ科学が発展しIT業界の先頭を走っている米国において不思議な気がします。また、トランプ大統領が地球温暖化を認めていないのも、それと関係しているように思います。

ですが、これだけ地球のあちこちで森林火災が起きていますと、地球温暖化が100%真実でなくとも、なにかしらの対応をするべきだと思います。どのような問題も、起きてから対処するよりも、起きないように予防をするほうが手間も費用も少なくて済むのは、僕の手荒れが証明しています。

じゃ、また。




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