<アドバイスしたがり病>

pressココロ上




僕は今、ニュース関連を新聞ではなくネットで見ています。以前は夕食のあとに1時間ほどかけて新聞を読んでいましたが、今は新聞をやめていますのでその時間にネットでニュース関連をサーフィンしています。

そのような生活を送るようになってからかれこれ3~4年経ちますが、ニュース源を新聞からネットに変更したことに満足しています。1番の理由は、情報の幅が広がったことに尽きます。ある特定の一紙に限ってしまいますと、その新聞のフィルターがかかったニュースに限定されてしまいます。新聞を中心に情報を得ていた頃は、経済誌など週刊誌なども読んでいましたが、時間的に限界がありました。

その点、ネットをニュース源にすることで、それまでとは比較できないほど、情報量が増えました。しかも単なる情報量の増大ではなく、まさに様々な視点から世の中の出来事に触れられるようになっています。格式ばった言い方をしてしまいますと、保守からリベラルと幅広い考えの視点に接することができています。

人間はある考えを持っていますと、どうしてもその考えに縛られることになります。そして、その考えから離れるのは容易ではありません。だからこそ論争というのが起きます。中には、単に「反対したいだけ」の理由で反対する人もいますが、ほとんどの人は自分の考えが正しいと思って論争をしています。

例えば、トランプ大統領の支持者は「人種差別が少しくらいあろうとも、または国際関係を緊張に陥れる政策を行おうとも、自分たちの宗教の思想に賛同してくれ、収入を増やしてくれる政治家」を支持します。単に民主党の候補者に反対したいだけではありません。心の底から真剣にトランプ大統領を信頼しています。

先日、我が家に共産党の方が訪ねてきました。もしかしたなら「解散があるかもしれない」ということで回っているそうでしたが、政治の話が嫌いではない僕ですので、ついつい話し込んでしまいました。

僕は共産党の方と話す機会がありますと、聞くことが多いのですが、「どうして共産党に入ったのですか?」と尋ねます。その方は50才くらいの女性の方でしたが、「学生時代に差別に関心を持つことがあり」、それがきっかけで入党したと話していました。

僕は共産主義的な思想に特別な思い入れはありませんが、僕の性格的と言いますか、心情的には「赤っぽい」考えを持っています。実際、その方にも「赤っぽい」という表現を使ってしまいましたので、本来ですと失礼な表現だったかもしれませんが、不快な顔もせず笑って受け流してくれました。

結局、30分くらい話し込んだのですが、久しぶりに政治の話ができて楽しかったです。政治の話は本当に難しいところがあり、仕事では絶対にタブーですし、近隣においても同様です。もしかすると近隣のほうが注意が必要かもしれません。政治的なことで近隣関係が悪くなってしまいますと、プライベートの生活に支障がでてしまいます。

それはともかく、今僕はネットをニュース源にしているのですが、先日気になるブログを目にしました。その投稿主は食品関連の営業を仕事にしている方のようでしたが、その方の営業手法が気になりました。その方が所属する会社は飲食店から注文を受けて納品するという、いわゆる納品業者です。

投稿を読む限り、その方はなかなかの優秀な営業マンのようでしたが、営業の対象は個人が営んでいる小さな飲食店でした。いわゆる家族営業で、夫婦ふたりで営業しているお店を対象にしていました。そして、その基本的なスタンスは「店主に経営アドバイスをしながら営業をかける」やり方をとっているようでした。

僕は「経営アドバイス」という言葉が気になったのですが、その書きぶりから想像しますと、十分「上から目線」で営業しているのが想像できました。このような営業スタイルをとる人はプライドが高い人が多いのですが、相手が取引先であろうとも「頭を下げる」ことに抵抗があるのです。おそらく経営に関する本などもたくさん読んでいるのでしょうが、文章の端端に「指導したい」気持ちがあふれていました。

このブログがどこまで「真実を書いているのか」もしくは「真実であるのか」わかりませんが、この投稿主が「指導する」ことが好きなことは伝わってきました。元小さな飲食店を営んでいた者として感想を言いますと、このような営業の方が一番困る営業マンです。なぜかわかりませんが、やたらと自信にあふれているのです。なんの実績もないにもかかわらず自信だけは頭満杯にして接してきます。

注意が必要なのは「アドバイス」です。そのアドバイスが正しいかどうかはやってみなければわかりません。言うまでもなくそのアドバイスにはリスクが伴います。もしうまくいかなかったなら業績はさらに悪化するはずです。そのリスクを「取らない」、「取れない」にもかかわらず、妙に自信だけはあふれていてアドバイスをしてきます。

僕がラーメン店時代、僕に助言する人が数多くいました。僕が若かったことも関係していますが、本当にたくさんいました。そういうとき、僕はいつも心の中で「そんなに助言に自信があるなら、自分でお店をやればいいのに」と思っていました。

結局、自分の「行動力のなさ」「勇気のなさ」を助言することでごまかしているのです。本来なら、そのような人に助言する資格などはありません。そうであるにもかかわらず助言できるのは「お客様」という立場にいるからです。自分が上の立場にいるからこそできるアドバイスですが、先ほどの営業マンの方は「上の立場」ではないにもかかわらずアドバイスをしています。

これ一つを取ってしても、店主を見下しているのがわかります。それができるのは店主が個人事業主ということと、情報に疎いことと、高齢であるからです。さらに過激的な言い方をしますと、「店主をバカにしている」からにほかなりません。もし、相手が法人とまではいかなくとも、ある程度の規模のお店を運営している店主ですとアドバイスはできないでしょう。

基本的にアドバイスをしてくる人には注意が必要です。自己満足のため、もしくは自己利益のための可能性が高いからです。仮に、そのアドバイスをしてくるのが上司や先輩であろうとも同じです。本当にあなたのことを心配してのアドバイスかはわかりません。そこで重要になってくるのは、アドバイスをしてくる相手の力量を見極めることです。

間違ったアドバイスは「百害あって一利なし」です。わざわざ自ら間違ったアドバイスに近づいてしまってはあまりにお粗末です。正しいアドバイスを得るためには、アドバイスをする人の持っている力量を見抜く力量を自らが養うことが大切です。

じゃ、また。







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