<脇を締めて>
いくら横綱が最高位といっても、「力量」はともかく、「品格」と「人格」まで同時に求められるとしたら、それはもはや人間離れしてしまいそうです。相撲の世界に入るのは若いを通り越してまだ子どもと言える年代の人もいます。そうした人たちはまだ社会についても知らないのですから、相撲界の問題点について考えることさえできません。
「脱サラをする前に」というサイトのコラムです
いくら横綱が最高位といっても、「力量」はともかく、「品格」と「人格」まで同時に求められるとしたら、それはもはや人間離れしてしまいそうです。相撲の世界に入るのは若いを通り越してまだ子どもと言える年代の人もいます。そうした人たちはまだ社会についても知らないのですから、相撲界の問題点について考えることさえできません。
「キャッチーな見出し」は、大衆の関心を惹きつけるには効果的です。しかし、それだけでは真実には届きません。たとえ面倒でも、その先にある本文にたどり着き、自分の目で確かめることがとても大切です。
職人の世界では「技術は盗んで覚えろ」とよく言われますが、この言葉には「実際に自分で経験して体得しろ」という意味が込められているのでしょう。ただ、僕はこの「盗んで」という表現に少し違和感を覚えます。その裏には「教えない」、もっと言えば「教えたくない」という思いが隠れているように感じるからです。 これまで書いてきたとおり、「教える」というのは大変な作業です。
そうした記事を読みますと、「再建屋」という言葉の輝きも少し色あせて見えることがあります。現在、日産自動車は再び厳しい状況にありますが、今から約25年前にも倒産寸前に陥ったことがありました。そのとき、フランスからカルロス・ゴーン氏がやってきて、見事な「V字回復」を成し遂げました。記憶に残っている方も多いでしょうが、そのゴーン氏は5年前に特別背任の容疑で逮捕され、現在はレバノンに逃亡しています。