<身内の戦い>

pressココロ上




「結局、仲間内だよなぁ…」
 ホリエモン裁判がはじまりましたが、私が最初に思った感想です。
<イカさんタコさんシリーズ>
イカ:ねぇ、ホリエモン裁判がはじまったね。どう思う?
タコ:ああ、あれはホリエモンが勝つに決まってるよ。
イカ:なんで?
タコ:だって弁護士が元検事だもん。
イカ:どうして元検事が弁護すると勝つの?
タコ:だって元検事ってことは今回の担当検事の先輩ってことだよ。先輩が後輩に負けるわけないよ。
イカ:そうか。
タコ:しかもロッキード事件のときのやり手だから。もしかしたら検察側のやり方とか攻め方は全部今回の弁護士が検察時代に教えたのかしれないし…。
イカ:それが本当だったら白けるね。
タコ:まぁね。
イカ:でも検事だった人が弁護士になるの、自分の中に抵抗感がないのかな?
タコ:そうだよなぁ。それってある意味、有罪無罪どっちでもいいってことだもんな。
イカ:僕なんかからすると赤組と白組の戦いで赤組に居た人がある日を境に白組に行くのと一緒だよね。
タコ:あの人たちの感覚では裁判はスポーツとかゲーム感覚なんじゃないかな。
イカ:なるほど…。
タコ:ディベート大会だな。『正義がどっちにあるか』じゃなくて話術と知力を総動員して相手を打ち負かすのが仕事って感じ。
イカ:本当は裁判って真実を明らかにすることだよね。
タコ:真実…か。真実がディベート大会の勝者に決められるんだ…。
イカ:今、思い出したけど。この前、検察が被告人に無罪を求刑したって記事があった。
タコ:ああ、僕も読んだ。裁判の途中で真犯人が現れたんだよね。
イカ:そうそう。笑っちゃうよね。
タコ:それだってさ、もし真犯人が現れなかったらディベート大会の勝者の判決になってたんだよな。恐いよね。
イカ:その意味で言うと耐震偽装の篠原さんはかわいそうだよね。結局篠原さんは耐震偽装は関係なかったんだから。あれも姉歯が本当のこと言わなかったらディベートの勝者の判決が決まってたんだよね。
タコ:よく一審で有罪二審で無罪って裁判があるけど、ああいうの見てると『真実ってなんだろ』って思うよ。
イカ:しかも真実が先輩後輩といったウチワだけのディベートで決められるんだもんね。
タコ:僕なんて頭悪いからディベートやったら絶対負ける。
イカ:僕だって同じ。ディベートに向いてる人とそうでない人っているよね。
タコ:『ウチワ』のディベートに勝つには『センス』も必要…てか。
イカ:座布団、一枚。
 じゃ、また。

紙.gifジャーック!




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