<あるある>

pressココロ上




 先日、「自分のサイトを訪れている人はどうやって知るのか?」とふと考えました。このコラムは自サイトのほかにブログでも公開していますが、私の位置づけとしてはブログは自サイトを知ってもらうための手段と考えています。やはり公開したからには少しでも多くの人に「訪れてほしい」と思うのは自然な気持ちです。
 しかし、あまたあるサイトの中から自サイトを知ってもらうのは至難の技です。私が初めて公開したのは4~5年前です。そのときは公開しただけで満足しており「訪問者を増やす」などとは考えてはいませんでした。それでも参考書に書いてありましたので「Yahoo」と「Google」に登録はしました。4~5年前でさえすでに無限に近いくらいのサイトがありましたから「自サイトを訪れる人はいないだろう」と思っていましたが不思議と数人はいました。
 記憶が定かではありませんが、公開してから1年後くらいに「脱サラ ラーメン 開業」で検索をしますと上位20位以内に入っていたように思います。たまには1位になっていることもありました。これは「Yahoo」「Google」ともに同じ結果でした。我ながら「あるある」と感動したものです。
 その頃はうれしくて1週間おきくらいに検索結果を表示させ喜んでいました。しかし、理由はわからないのですが、上位100位にも入らない週もあり検索の不思議さを実感をもしていました。それでも上位に表示されることのほうが多かったので自分なりには満足していました。
 しかしその喜びもつかの間のことで数ヶ月も経つと「Yahoo」「Google」ともに検索結果に全く表示されなくなってしまいました。そのときの検索結果を見ますと業者のサイトが多く表示されていたように記憶しています。そしていつの間にか私のサイトと似たような文言の見出しが数多く見受けられました。私が上位に入っていられた理由は、もしかすると偶然にも「私の使っていた文言」がまだあまり使われていなかったからかもしれません。
 参考書を読みますと、宣伝のために「掲示板に投稿する」とありましたので2~3度試みましたが、掲示板の雰囲気に馴染めずそれもやめてしまいました。
 その後は訪問者の数を増やす対策はすることもありませんでしたが、コラムだけは1週間に1度は必ず更新していました。「更新する」ことが「上位に表示されるには大切」と参考書に書いてあったからです。
 それから約1年後、本屋さんで「SEO対策でガンガンヒット」というような題名の本を見つけました。早速、本の通りにやってみますと数週間後検索結果の上位に表示されるようになりました。私的には「おお!!」といった感じです。
 ご存知の方も多いでしょうが、SEOはGooleなどのようなロボット型検索に対して有効な対策です。それでも不思議なことにYafooでも上位に顔を出すようになっておりうれしいことでした。
 上位に表示されるようになりましたが、それも一時期のことでした。やはりほかの方もSEO対策をやるのですから当然です。上位に表示させることを専門に請け負っている業者もいるのですから素人が本を読んだくらいでは太刀打ちできるものではありません。現在は何も対策を講じていない状態です。ですが、先日試したところGoogleでは全く表示されませんでしたが、Yafooではなんと1位に表示されました。なんでだろ…。
 以前、「Google 八分」という本を紹介しましたが、これは意図的に「ある情報を検索結果に表示させないこと」を批判した内容です。私たちは「あることがら」について判断するとき「あることがら」についての情報に基づいて判断します。もしその情報が意図的に偏ったもの、もしくは過ったものであったなら…。
 情報バラエティ番組が捏造で処分されました。これなどは過った情報を与えたことが理由ですが、放映内容がスーパーなどの売上げに影響していたのですから重大な罪です。私たちは情報を見抜く感性を養わなければなりません。そしてもっと大切なことは「隠されている情報がないか」を推測する感性を持つことです。
 北朝鮮では情報が国民に操作されて与えられています。正確な情報が国民に与えられていません。情報を隠された国民が正確な判断をできるはずもありません。そのような状況で国民が幸せになれるはずもありません。情報公開は国民にとって最も重要なインフラです。情報は常に正確に「あるある」でなければならないのです。
 もうすぐ選挙の季節。マニフェストに情報公開があるかどうかも参考にしてみてはいかがでしょう。
 僕の知人は携帯電話の着信発信履歴を奥さんに情報公開させられて夫婦喧嘩になったそうです。えっ、ホントに知人の話ですから…。情報公開は都合の悪いことももありますね。
 じゃ、また。

紙.gif4コマ漫画
ジャーック!




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