<お久しぶり>

pressココロ上




 お久しぶりです。2週間ぶりの更新となりますが、これには理由がありまして、7月21日のブログで簡単に書いていますように、僕、入院していました。今現在は退院していますが、完治したわけではなく、あくまで一時退院に過ぎない状況です。
 振り返って報告しますと、7月16日あたりから心臓の調子が今ひとつでした。4月にコラムで書きましたが、僕は心臓に病気を抱えているようです。「ようです」というのはまだ確定していたわけではなく、いろいろな検査をしながらどこが悪いのかを探っている状況でした。
 4月に救急車で運ばれたときも、医師から「入院したほうがいいと思うけど…」とは言われたのですが、僕がなんとか断った経緯がありました。そして、定期的に通院しながらいろいろな検査を続けており、6月の後半には心臓に造影剤を入れてのMRIの検査をしていました。そして、その結果を聞くのが7月24日になっていましたが、すぐあとにカテーテル検査をすることを予告されていました。
 実は、僕は心臓にカテーテルを入れる検査に気乗りしていませんでした。ネットで調べますとカテーテル検査には血管を傷つけたりなどリスクがあることが書いてあったからです。ですから、もしカテーテル検査を勧められたら断ることも頭の中に入れて7月24日を迎える気持ちでいました。
 ところが、7月15日あたりから心臓の調子が今ひとつな状態が続いており、それでもなんとか頑張って仕事をしていたのですが、とうとう18日の午後から立っているのも辛い体調になり、その夜に病院に行かざるを得ない最悪な体調になってしまいました。
 どんな体調かといいますと、心臓の鼓動が激しくなる状態です。いわゆる動悸といえばいいのでしょうか。とにかく心臓のドキドキが強く早く感じられる症状です。4月も全く同じ症状だったのですが、そのときはかかりつけの先生が異変を察してすぐに救急車を呼んでくれました。
 今回もそのときと同じ症状でしたので、かなりヤバイという気持ちは自分なりに持っていました。ですから、もしかしたら救急車を呼ぶことになるかもしれないと覚悟はしていました。妻にも、その心積もりでいるように告げて寝床に着きました。
 実は、4月のときに医師から発作用の薬を処方をされていました。そして5月に軽い発作が起きたときはその薬を飲み体調が戻った経験をしていました。ですから、今回も最悪の場合でもその薬を飲めば発作が納まると7月16日あたりでは考えていました。ですが、発作用の薬は3錠しか処方されていませんでしたので、残りが2錠しかないことが不安でした。
 そのような状況でしたので、自ずと薬を飲むタイミングをできるだけ遅らせることを考えていました。結果的にそれがいけなかったのですが、とにかく体調が最悪になるまで飲むのを控えていました。
 さて、7月18日の夜、我慢できずに発作用の薬を飲みますと翌日の朝方は体調が戻っていました。僕は発作用の薬の効果に満足してました。とにもかくにも、普通の体調に戻り普段どおりにパソコンに向かい仕事をしていますと、午前10時半頃でしょうか、また心臓がドキドキし始めてしまったのです。せっかく発作が治まったのにすぐに再発したことになります。
 そのときに僕の頭にすぐに思い浮かんだのは発作用の薬の残量です。残り1錠しかありません。もし、これが効かなかったなら打つ手がなくなってしまいます。僕はすぐに飲むのを我慢することにしました。しかし、体調が快方に向かう気配が全くしません。僕は我慢できずにその日の夜8時頃に最後の薬を飲みました。
 本来なら、3~4時間で薬の効き目が表れるはずです。しかし、そのときはドキドキ感は一向に治まることがなく、さらに悪化さえしているように感じました。そして、冒頭に書いたような状態になった次第です。
 僕は明け方の5時くらいに妻を起こし病院に行く用意をしてもらいました。今回は2度目ですので、もしかするとそのまま入院させられる可能性も高いと予想していました。結局、タクシーで病院に向かうことにしたのですが、理由は隣近所への配慮です。気恥ずかしさともいえるかもしれません。やはり、早朝から住宅街に救急車が来ますと物々しさがあります。
 次に考えたのは救急病院の確認です。僕が定期的に通院していた病院は救急も受け付けている病院です。ですが、時間外にタクシーで救急扱いで行っても診てくれるという保証はありません。僕は妻に病院に電話をして受け入れてくれるかどうかを確認してもらいました。
 しかし、病院の対応は僕たちが満足するようなものではなく、救急か通常の外来扱いになるかは病院に来てから決めると言われてしまいました。僕的には救急以外の対応は考えられませんが、電話の先の声の主は曖昧な返答のままでした。
 それでもとりあえず病院に向かうことは断られませんでしたので一安心の気持ちでした。しかし、受け入れてもらえることになるまでは必死でした。定期的に通院していることや担当の医師の名前を告げたりとか、検査を続けていることなど少しでも相手が受け入れる気持ちになるように訴えなければならなかったのです。
 息も絶え絶えに病院に着き、受付に向かいますと僕の症状を見た医師は症状の緊急性を理解したようですぐに処置をする手配をしてくれました。体調が悪かったことの証拠ですが、そのときの脈拍が200を越えていたからです。健康な人は60~70くらいだそうですからかなり危険な状態だったそうです。脈が240を越えると意識を失うこともあるそうです。
 救急担当の医師はそれまでの僕の通院していた状況を示すカルテなどを取り寄せていました。それを見ながら前回に救急で運ばれたときの処置を見ながら、今回は少し方法を変えてみましょうと告げました。その処置をされたあと僕は気分が悪くなり吐いたりしたのですが、最終的には脈が正常に戻りました。医師が言うには、脈が急に戻るときは吐いたりすることがあるとのことでした。
 しばらくした後、いつも僕を診ていた医師が駆けつけてくれたりしましたが、今回はその医師とは違う循環器内科の医師が僕を診ることになりました。そして、いろいろな検査をしたあとに告げました。
「検査の数字が悪すぎるので、このまま入院してもらいます」
 さすがに2度目ですので僕も断ることができず、入院の指示に従うことにした次第です。入院中、結局カテーテル検査をすることになりました。冒頭で書きましたように、僕はカテーテル検査にあまり乗り気でありませんした。しかし、入院中の僕を取り巻く状況から拒否することができる雰囲気ではありませんでした。
 ご存知ない方のためにカテーテル検査について簡単に説明します。心臓の状態を調べるための手法ですが、手首や足の付け根から血管に細い管を挿入しその中にさらに細い針金のようなものを入れて心臓の状態を調べる方法です。局部麻酔ですので、検査中に医師との言葉のやり取りもできますし、心臓のあたりをなにかが動いているのを感じることもできます。僕としては別に感じたくなかったのですが…。
 検査は約40分くらいで終了しました。その後は出血をしないように管を入れたところを強く抑えることが必要だそうで、それに2時間くらい費やしたでしょうか。しかし、その後は普通に歩くことも可能ですし、行動に制限はありませんでした。心臓に管を入れたのに、すぐに行動できることがとても不思議な気分でいました。
 検査の結果は、僕は心臓の電気系統の働きに異常があることがわかり、その手術をすることになりました。しかし、その病院ではその手術をすることはできないそうで、紹介状をもらって違う病院で手術することになりました。
 その途中で、僕は今家にいる次第です。手術がいつになるのかまだ決まっていませんので今後の予定は未定ですが、いろいろと体験しましたらまた報告したいと思います。
 じゃ、また。




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