<平和>

pressココロ上




 今週はお礼から…。9月16日 S.Yさまありがとうございます。また金額の数字からS.Yさまの機知の才能を感じました。こちらこそ「とってもおもしろい」でした。
 さて、先週は多くの人の懸案であった安保関連法案騒動も一段落し、世の中が少し落ち着いた感がありました。お天気に恵まれたシルバーウィークということもあり、街全体が穏やかな空気に包まれていたように思います。秋という季節柄いろいろなところでスポーツ大会なども催されていました。
 たまたま僕は少年野球大会を見ていたのですが、低学年が中心の野球大会でとてもほほえましい場面を幾度も見ることができました。低学年ですので小学校に上がったばかりと思える選手も大会に出場していました。
 このくらいの年齢の子供たちの試合ですと、ボールがきちんと相手に届くかどうかということが重要になってきます。ボールの早さとかバットスィングがどうのこうのといったレベルではありません。具体的には、ピッチャーの投げたボールがストライクになるかどうかというよりもちゃんとキャッチャーのところまでノーバウンドで届くかどうかが重要になってきます。さらにいうなら「届くかどうか」という問題よりもキャッチャーの「ほうに」行くかどうかということに関心が集まります。そのような光景はとても面白いものがありました。
 このような感じの試合ですのでフォアボールで出塁しますと、盗塁のし放題ということになります。つまりどんな形であっても出塁することはすなわち1点と同義語ということです。そうなのです。ヒットゼロで1点です。見る人によっては「試合になってない」と思う人もいるかもしれませんが、観客はほとんどがその子供たちの親御さんですので誰も文句などいいません。拍手と笑いで包まれています。こうしたごく平凡な時間を過ごせることが平和を表しています。
 ニュースでは中東の難民問題がEUを揺さぶっていることを伝えています。その映像を見ていますと、日本の平和のありがたさを実感せずにはいられません。本来なら日本も難民問題に貢献するのが人道的には求められるのでしょうが、実行するとなるといろいろな問題が起きるのは目に見えています。本当に難しい問題です。
 元国連難民高等弁務官・緒方貞子さんが「積極的平和主義を標榜するのであれば日本も対応するべき」と訴えていましたが、安倍首相は自らの政策との整合性をどのように考えているのでしょう。
 その安倍さんは首相に再選されたあとの記者会見でまたしても経済の発展を政策課題として掲げていました。安倍首相の言動を見ていますと、ひとつのパターンがあるのがわかります。それは今回の安保関連法案や少し前の特定秘密保護法案といった国民から反発を受けそうな政策を、経済政策や北朝鮮拉致問題など国民が敏感に注目しやすい政策と交互に掲げることです。
 言い方を変えるなら、国民の目をごまかしながら着々と自分の目指している国家像を実現しようとしているように見えます。ちょっとしつこいかもしれませんが、今回の安保関連法案はまさしくそうした手法で実現した法案でした。
 安倍首相がこのような手法をとるのは国民を「咽喉元過ぎれば熱さ忘れる」性格と見切っているからです。実際、これまでは問題が起きても少し時間が経てば元の状態に戻るのが常でした。
 しかし、そうした手法は今後は通用しなくなるように思います。それほど今回の安保関連法案は若い人や政治にあまり興味のなかった人たちの気持ちを覚醒させたのはないでしょうか。僕はそんな気がします。来年の参議院選挙が楽しみです。
 そんな気持ちで日々過ごしながら自分のサイトの訪問状況を見ていますが、実は今月に入ってちょっとした異変が起きています。しかも悪い異変でした。
 今月の6日にサイトをレスポンシブデザインに変更した話は書きました。そして、不具合が見つかり修正したことも書きました。僕はこれでランキングが上がり、さらにクリック単価も上がることを期待していました。しかしアニハカランヤ、結果は逆になっていったのでした。
 一日の訪問者が激減しました。その理由は検索サイトからの訪問がゼロになったからです。これには驚きました。調べてみますと、僕のサイトのアドレスが変わっていたことが原因でした。そして、アドレスが変わったのは僕がアドレスを変えたからです。責任は僕にHP作成の知識が足らなかったことにあるのでした。
 少し詳しく説明いたしますと、僕はこれまで「ホームページV3」というHP作成ソフトを利用していたのですが、このソフトではレスポンシブを作ることができませんでした。理由はHTMLやCSSを使うことが出来なかったからです。
 そこでMicrosoftが無料で提供している「Microsoft Expression Web 4」というソフトに変更しました。そのときにファイル名を変えてしまったのです。無知でした。このファイル名が大切であることを意識していなかったのです。ですから、せっかくランキングで上位に表示されてもクリックすると「このページは見つかりません」と表示されていました。訪問できるはずがありません。
 この状況を改善して少しずつ訪問者数も戻りつつありますが、まだ完全ではありません。それとあとひとつ思ったことがありまして…。
 僕がレスポンシブに変えようと思ったのはgoogleから「レスポンシブにしないとランキングに悪影響がある」と連絡を受けたからです。ですが、よく考えてみますと、最近はgoogle での検索でやってくる割合は2割を切っていました。ほとんどがYafoo からなのでした。つまり、レスポンシブにしなくてもそれほど訪問者数に影響が出ないことになります。
 反対に、「よかった」と再認識したこともあります。それは、テキストをアップしているサーバーを3つに分けていることです。そのおかげでレスポンシブへ変更したあとの激減のときでもほかのサーバー経由で訪問してくれる人がいたからです。もし、ひとつのサーバーに集約していたならもっと悲惨な目に遭っていたでしょう。
 リスクは分散したほうが安全ですよ、安倍さん! 国民をあまく見てるとしっぺ返しをくらうんだから…。
 じゃ、また。




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