<Windows10 導入>

pressココロ上




 いよいよWindows10 への移行無料期間が今月の29日に迫ってまいりました。読者の皆様におかれましては移行を終えた方はどれくらいいらっしゃるのでしょうか。僕は先週、とうとう移行を完了いたしました。かねてより7月に実行に移す予定でおりましたので予定どおりということになります。
 以前コラムに書きましたように、数か月前マイクロソフト社により強制的な移行スケジュールが組まれたことがあり、いろいろと調べてようやっとスケジュールを自分のコントロール下に設定することに成功したことがありました。そういう経緯を経ての今回のWindows10への移行ですので感慨深いものがあります。
 ネット情報などによりますと、マイクロソフト社は今頃になって強制移行に対する対応の謝罪を行っていますが、僕からしますとあまりに遅い気がしてなりません。
 それでは僕のWindows10移行顛末記をご紹介いたします。
 まずは「なにからはじめてよいか」わかりませんでしたので、Windows10への移行について説明してあるできるだけ薄っぺらい本を買ってきました。それを読みますと、一番の難点は移行に失敗したときにそれまで蓄積されたPCのデータが使えなくなることのようでした。また、Windows10に変更したことで使えなくなるソフトが存在することもあるようでした。
 ですから最初にやることはデータをバックアップすることです。そして次に現在使っているソフトがWindows10でも使えるかどうかを確認することでした。
 まずデータのバックアップですが、当初の考えとしましてはシンプルにUSBメモリーにコピーするつもりでいました。しかし、僕が持っているUSBは4Gしかなく移行するデータ量からしますと「足りない」と判断しました。
 そこで考えたのがノートパソコンにバックアップすることです。ノートパソコンは容量がたくさん余っていますので余裕でバックアップさせることができます。僕はデスクトップからノートパソコンへデータをコピーする方法を調べました。すると想定外のことがわかりました。
 僕は自分の知識のなさを実感したのですが、僕はデスクトップからノートパソコンへデータをコピーすることをUSBにコピーすることと同じように考えていました。ですから単純にコードさえつなげれば事足りると思っていたのです。そのつもりで量販店に行ったのですが、なんとデスクトップからノートパソコンへデータを移動するためのコードが見つからないのです。
 コードを探し始めてから知ったのですが、USBには差込口にオスとメスがあり、つまり出力口と入力口という意味ですが、それぞれの形が外見はほぼ同じでも中の形状が異なっていたのでした。正直、これは驚きました。
 コード売り場を見ていますと、パソコンからプリンターなどへコードをつなげるUSBコードは簡単に見つけることができました。コードの説明にもちゃんとオスとメスなどというふうに丁寧に書いてありました。しかし、デスクトップからノートパソコンへデータを移動するコードが見つからなかったのです。
 売り場を探し回って、ようやっと少し離れた陳列棚で見つけることができました。しかし、価格がほかのコードに比べて桁違いに高いのでした。パソコンからプリンターへのUSBコードが700円くらいなのに対して5千円~6千円もしていました。これだけ価格が高いと考えを改める必要があります。USBメモリーを購入したほうが安いからです。コードは今回のバックアップ作業以外に使うことはほとんどありませんが、USBメモリーはほかの機会でも使うことはありそうです。どう考えてもコードを購入するよりもUSBメモリーを購入したほうが使い勝手がよさそうです。しかも16Gでも3,000円前後のはずでした。
 このようにいろいろと作戦を練った結果、バックアップ先はUSBメモリーに決めたのですが、あとひとつひらめいたことがありました。それは息子や娘たちのPCのことでした。実は、息子たちはすでにWindows10に移行していたのですが、その際にUSBメモリーを活用していたことを思い出したのです。息子に尋ねますと、バックアップのためにわざわざ16GのUSBメモリーを買ったそうでした。結局、僕は借りることでデータのバックアップ問題は解決しました。
 因みに、PC同士を接続してデータの移動などをするときはドライバーも必要なのだそうです。そして専用のコードというのは接続をするとドライバーが自動的にインストールされるとのことでした。コードが5千円~6千円もする理由が解けました。
 次に備えなければいけないのはソフトの問題です。せっかくインストールしているソフトが動かなくなってはWindows10に移行した意味がなくなってしまいます。僕はネットで情報を集めました。しかし、僕が知りたいような情報を見つけることがあまりできませんでした。これは裏を返しますと、それほど問題が起きていないことを示している証拠かもしれません。一応、すでにWindows10に移行して1~2か月過ぎている子供たちにも確認しましたが、問題は起きていないようでした。
 いよいよ実行に移すことにしたのですが、問題はタイミングです。できるだけパソコンを使わない時間帯に行いませんと、なにか問題が起きたときに仕事上の大切な作業ができなくなってしまいます。時間がどれくらいかかるのかわからないのが不安です。子供たちの話では2~3時間でしたが、知り合いの人は半日以上かかった人もいました。半日もかかってしまうと、やはり不都合は感じてしまいます。僕は土曜日の夜9時から始めることにしました。
 結局、問題はなにも起きず無事に本日まで過ぎています。いつも利用しているサイトで個人識別を行わなければいけない不便さはありましたがそれ以外は全く問題は起きていません。ソフトに関しましても動かなくなったりとか不具合が起きたりとかもありませんし、正常に動いています。
 このような状態で1週間利用した感想を述べますと、「可もなく不可もなく」といったところでしょうか。しかし、これまで使っていたWindows7のサポート期間の終了を心配する必要がなくなったのでそれはよかったと思っています。
 Windows10にはブラウザとか音楽プレーヤーなど新たに進歩したソフトや使い勝手がありますが、やはり以前まで使っていたものを選んで使ってしまいます。人間は保守的な生き物ですので仕方ないのではないか、と思っています。でも少しずつ新しいものにも挑戦するつもりではいますけど…。
 僕の予想では最終週にアップデートする人が一気に増えるような気がします。なんだかんだ言っても無料ですから…。
 あっ、そういえば投票も無料なんですけど、みんな行ったかなぁ。選挙結果が楽しみです。
 じゃ、また。




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