<動画>

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 毎年書いていることではありますが、1年は「あっという間」に過ぎてしまいます。今年は1月に世間をあっと驚かせることがありました。SMAPの解散騒動です。この騒動は一度は収まりかかりましたが、夏場に再燃し結局解散に至ってしまいました。やはり一度生まれた溝は簡単には埋まらないのが人間の性というものです。
 そんなSMAPの様があまりに悲しく元の仲の良い5人に戻ってほしい思いから、僕が動画を作ることを決意したのが9月の終わりです。しかし、そこには問題がありました。それは僕には動画を作る知識もスキルも全くないことでした。それでもあきらめないのが僕の性分です。毎日少しずつ勉強しながら日々努力を重ね本日なんとか形にすることができました。題名は「SMAPの涙」、7分半の大作(?)です。僕のSMAP愛が込められています。
 妻が毎週「SMAP×SMAP」を見ていますので僕も「チラ見」しているのですが、最近の放送では巷間いわれているような「仲たがい」は解消しているに見えます。確かに、一時期は「仲たがい」をしている雰囲気が見ている側にも伝わってきていました。しかし、現在は幾らか修復しているのではないでしょうか。逆に言えば、一時期の険悪な関係が決して嘘偽りではなかったことの証明ともなります。
 思い起こせば、5人の関係がおかしくなっていたことを最初に感じたのはちょうど去年の12月です。SMAPは数年前から日本テレビで明石家さんまさんとクリスマス特番をやるようになっていました。一昨年までの内容はとても面白くフジテレビとは違ったSMAPを見ることができました。しかし、昨年の特番はとても残念な出来栄えでした。なにしろさんまさんがどんなに盛り上げようと頑張っても5人の気持ちが乗っていないのがわかるのです。
 僕が「あれ!?」と思ったのは番組の中でキムタクさんが冗談ともつかない表情で「来年やってるかどうかわかんないよ」と口走ったときでした。さんまさんが解散が公になったあとに話していましたが、この番組を作っているときはすでに「仲たがい」の状態だったそうです。テレビというのは人間の内面を映し出すところがありますので番組が作られている雰囲気が如実に表れます。
 ここまで来てしまいますと、さすがに解散をやめることはありえないでしょう。そうではあるならばせめて5人が仲良く笑顔で解散することを願っています。そういう願いを込めて動画を作りました。それでは、なんの知識もスキルもない僕が動画を作った顛末を綴りたいと思います。
 まず動画というものについて調べる必要がありました。そして、一口に動画と言いましてもいろいろと種類があることを知りました。皆さんも一度は耳にしたことがあると思いますが、「パラパラ漫画」です。ノートの端をパラパラと動かして絵が動いているように見せる方法です。詳しくは調べませんでしたが、さらにそれにも2つの種類があるようでした。ソフト名で言いますと、「susuka」と「ParaFla」というものです。この2つは同じ「パラパラ漫画」でも種類が違うそうです。ですが、結局僕はこのどちらも選択せず3Dソフトというものに挑戦することにしました
 これは僕の信条なのですが、科学といいますか技術といいますか、つまりなんといいますか、そういうものの発達や発展は「昔ならできなかったことができるようになること」でとてもよいことだと思っています。一昔前なら素人が動画を作ることなど絶対に無理でした。しかし、技術の進歩はそれを可能にします。
 少し話は逸れますが、たまに「あまりに科学が発展しすぎると、人間を不幸にする」というような意見を見かけることがあります。例えば、スローライフという言葉がありますが、「もっとゆっくり生きればいい」という主張でその延長線上に科学の発展や技術の発展の弊害を指摘しています。具体的には「輸送技術の発展で東京から大阪へ移動する時間が短くなって何の意味があるのか」などといいます。しかし、僕はこの意見に反対です。
 科学や技術の進歩や発展は決して人間を不幸にしません。反対に人間を幸せにするために科学や技術は進歩し発展する必要があると思っています。科学や技術が進歩し発展することは弱者を助けることになります。ITの進歩は身体に不自由がある人の手助けになります。東京大阪間が短時間で移動できることは自由になる時間が増えることです。その自由になった時間を趣味に生かすことも有意義ですし、ボランティアに使うこともできます。それが可能になるのは科学や技術が進歩・発展するからです。
 このように技術が発展することは人間のできる範囲を広げることにつながります。つまり、僕のような還暦のおじさんでも動画が作れるというわけです。10年前では考えられないことでした。動画を作るのは専門の知識を持った人にしかできないことでした。
 話は戻りますが、このような考えの僕ですので素人でも可能な動画作成の方法として動画ソフトを使うことに決めました。それから、これも僕の信条なのですが、あることに挑戦するときはできるだけコストをかけないことが重要です。簡単に言ってしまいますと、動画ソフトはフリーか低価格のものを使うことにしました。
 そのためには情報を収集する能力はとても大切です。今回、僕が動画を作成するに当たって利用したソフトを順に紹介しますと、「六角大王」「さし絵スタジオ」「ペイント」「ムービーメーカー」です。この中で動画に関心のある人しか知らないのは前者の2つです。
 僕はいくつかソースネクストでソフトを購入したことがありますので定期的に広告が送信されてきます。その中に2つのソフトが格安で販売されていたのでした。実は、僕の判断が正しかったのかどうかは今でもわからないのですが、動画ソフトは本来は最低でも1万円ほどする高価なものです。それがキャンペーンとして千円台で販売されていました。実は、まだ広告がきた段階では動画を作ることを決めていませんでしたが、「いつかのために」という気持ちで購入していたのでした。
 しかし、実はこの2つを購入したことを後悔したのでした。理由は、解説書が充実していないからです。先ほどから僕の信条を紹介していますが、あとひとつ信条を紹介させてもらいますと、僕はどんなソフトも「マニュアルさえあれば使うことができる」と考えています。
 ところが僕が購入した2つのソフトはそのマニュアルが充実していなかったのです。いろいろ調べていきますと、使いこなせずに挫折する人が多いようでした。身の回りにある電化製品などもそうですが、使い方が複雑なものはどんなに便利でも意味がありません。使い方がわかりやすくないのはそもそも「便利」とはいえません。これはソフトにも当てはまります。
 実は、動画を作る際に一番時間を費やしたのは作業よりも使い方を勉強することでした。これは4つのソフトすべてに当てはまります。今回いろいろなソフトを使ってみて心底感じたのはマニュアルの充実さを事前に調査することの重要性でした。
 最後に、あとひとつ後悔していることをあげるとするなら、購入したソフトに劣らないくらいの機能のあるフリーの動画作成ソフトがあることをつい最近知ったことです。しかも、わかりやすい解説書まで本屋さんで販売されていました。
 本当に「情報を知らない」ということは損につながります。しかし、最初に調べたときはいくら検索をしてもそのソフトの存在に突き当らなかったのです。検索の方法をもっと勉強する必要がある、と反省した次第です。
 じゃまた。




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