<世界は広い>

pressココロ上




新学期が始まりましたが、報道に寄りますと新学期の最初の日は子どもたちの間で最も自殺が多い日だそうです。それに関連したニュースがありましたが、「自殺をしないで」という訴えが大きく取り上げられることはとてもよいことです。
僕はもう60才を超えていますが、年を重ねるごとに感じることは世界の広さです。世の中には自分の知らないことがたくさんあることに驚くとともに感心し、そして感動をしています。そんな世の中を子どもは知りません。子どもは人生を経験している期間が短いですので当然ですが、自分がいるその場所だけが人生だと思っています。子どもが自殺する原因はそれに尽きるように思います。
もし、ほかに生きる場所があることを知っていたなら自殺などしないでその場所に移動することを選ぶはずです。先月の終戦の時期のコラムで書きましたが「人間は人を殺すために生まれてきた」のではありません。同じように「人間は苦痛を感じるために生まれてきた」わけでもありません。人間が生まれてきたのは「生まれてきてよかったぁ」と感じるために生まれてきたはずです。それなのに「苦しく辛いことしか経験できない」場所に居続けるのではあまりに不幸です。
僕はいじめのニュースに敏感ですが、いじめのニュースは30年以上前から報じられており、そして対策が取られてきているはずです。どうして「30年」という具体的な数字を書いたかと言いますと、僕がいじめに関心を持ち始めた年齢だからです。つまり、これは子どもがそのときにいるその場所がすべてと思うのと同じように、僕もその頃までは自分の周りのこと以外についてあまり関心を持たなかったからです。いじめは周りの大人の無関心さに大きな原因があります。
僕は大人と子どもの決定的な違いは「自分以外の周りの出来事にどれだけ関心を持てるか」にあると思っています。小学校の頃、「廊下を走るな」という貼り紙が貼ってありましたが、子どもは急いでいるときはついつい走ってしまいます。それを諫めるために書いてあった標語ですが、子どもは自分のことに精いっぱいで自分が急いでいるときはほかのことに目が行き届きません。
僕が毎日行っているスーパーでも小さな子どもが走っていることがあります。自分のやりたいことしか頭の中にないからです。ですから、走っている子どもの目はなにかに夢中になっている目をしています。
このように子どもは自分の周りのことで精いっぱいですので周りが見えません。ですから、大人が「ほかにも場所があること」を教えてあげることでいじめによる子どもの自殺はなくすことができるはずです。それなのに今でもいじめで自殺する子供がいます。僕にはそれが残念でなりません。
僕が最も憤りを感じるのは先生という立場の人がいじめに関わっているときです。次に憤りを感じるのはいじめを傍観している先生です。これだけニュースになっているにも関わらずなんの対策も取っていない先生がいることに納得ができません。そのような先生は先生という仕事に就いてはいけない人たちです。
このような先生たちに当たってしまった子どもたちは不幸です。ですが、これを不幸で終わらせてはいけません。不幸にしないためには子どもたちの環境をオープンにすることが必要です。オープンとは2つの意味があります。1つは学校という現場をオープンにすることで、あと1つは選ぶ権利をオープンにすることです。
1つめの「学校をオープンにする」とは数十人が集まった一クラスを先生一人が運営するのではなく複数の先生で運営することです。敢えて「管理」という言葉を使わず「運営」という言葉を使いました。
2つめの「選ぶ権利」とは学校をある程度自由に選ぶことができるようにすることです。しかし、これは一つ間違えますと偏差値の高い学校に偏る弊害が起きそうですが、あとは親御さんの教育方針に任せればよいだけです。子どもの教育や成長に関しては学校や教師ではなく親に100%責任があるからです。このようにすることでなんでもかんでも学校の責任にする不届きな親の責任逃れを防ぐことができます。
いじめが社会問題化してから数十年経ちますが、全く解決しないのは大人に責任があります。文部科学省に責任があると言っても過言ではないでしょう。官僚の皆さんが自分の出世や保身やつまらないプライドに汲々としていたことに原因があります。社会に奉仕するという使命を持って官僚になったはずですので真剣に子どもたちのいじめ対策を講じてほしいものです。いじめによる子どもの自殺は大人のやり方次第で絶対になくせると僕は思っています。
前にも少し書きましたが、僕が利用していますホームページサービスが終了しますのでどこかに移動させる必要があります。ですが、実はほかにも終了するサービスがあります。それはアマゾンが本を紹介するサービスなのですが、おそらく利用者が少ないのでしょう。企業ですから利益に貢献しないサービスは終了するのも当然です。
この両方のサービス終了を解決する方法としては有料のサーバーを利用しようかと悩んでいるところですが、それについても勉強する必要があります。ですが、僕はここ数か月間電子紙芝居を作っていました。電子紙芝居とは僕が勝手に命名したのですが、要は紙芝居のネット版ということです。
本来は動画を作りたいのですが、僕の今の技量ではとても不可能なことがわかりました。そこで、ネットを使ってなにかを作りたいと考えた末に思いついたのが電子紙芝居です。きっかけはYOUTUBEを見ていた時に芸能人のゴシップに関する動画の視聴回数が多いことに気がついたことです。
これはどのような動画かと言いますと、背景に芸能人の写真を映し出し、それが複数枚変わるだけで、そこにかぶせるようにゴシップ記事が書いてあるだけです。これは動画とは言いながら、実際は単なるゴシップ記事を流しているだけです。それでも視聴回数が稼げているということは視聴者は画面ではなく文字情報に惹かれていることになります。
時を同じくしてクラウドで仕事をするサイトを見ていましたら、まさしくその動画を作成する人を募集している記事がありました。それで僕は確信しました。文字情報だけでも立派なネット動画になるのです。
しかし、ゴシップ記事で動画を作るのは抵抗がありますのでいろいろ考えた結果、電子紙芝居にたどり着いたわけです。もちろん絵心が全くない僕が紙芝居の絵を描けるわけはありません。そこで以前購入した3Dイラストを作るソフトを利用することにしました。3Dソフトの長所は角度をいろいろと動かせることです。ですので簡単ではありませんでしたが、なんとか紙芝居にはなりそうなイラストを作ることができました。
文章は前に作っていたものでしたので問題はありませんでしたが、苦労したのは音楽でした。先のゴシップ記事を見ていて思ったのですが、動画を作るときに大切なのはBGMなのです。BGMがあるのとないのでは雰囲気が全く違ってきます。音楽がない動画は魅力が全くありません。ですので、BGMに挑戦したのですが、これもまた一苦労どころか二苦労、いえいえ大苦労でした。
なにしろ音楽ソフトは使ったことがありませんのでどれを選んでよいのかがわからないのです。選ぶには使いやすさも重要ですが、「使いやすさ」がどういうことなのかさえわからないのです。そうした困難を乗り越えて出来上がったのが「ちっちゃな恋の物語」という名作です。(^_^)
僕のコラムの読者の皆さん、どうかご覧ください。
感動すること間違いなしです。(^_^)
ちっちゃな恋の物語
じゃ、また。




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