<僕の中のIT事情>

pressココロ上




僕はかなり前からgoogleのadsense広告を利用していますが、昨年の10月頃からちょっと異変が起きています。それまではわずかではありますが、毎月一定金額の報酬が発生していました。しかし、昨年の10月を境に一気に報酬額が下降してしまいました。そうは言いましても元々大した金額ではありませんのであまり気にはしていませんでした。
それが気になり出したのは、たまたまスマホで自分のサイトを見たときに余計な広告が表示されることに気がついたからです。adsense広告が表示されるのは当然ですが、その広告を入れた記憶はありません。なぜ表示されるのか不思議でしたが、その表示のされ方が少し変わっていたのも気になりました。
adsense広告は自分が表示させたいところにコードを挿入しますので、意図するところに表示させることができます。ですが、この余計な広告は画面をスライドするのに合わせて画面の一番上か一番下に表示されるように設定されていました。基本的に僕は、広告はできるだけテキストの邪魔にならないことをポリシーにしています。その意味で言いますと、この余計な広告は僕のポリシー違反です。僕はこの広告を消すことにしました。
ところが、htmlを見ましてもどこにもその広告の文章らしきコードが見当たらないのです。僕はサイトの分析もしていますので分析用のコードがあるのは当然です。それ以外にはadsense用のコードがあるだけで、それ以外にはコードは見当たりませんでした。
そこで僕は次の可能性を考えました。それは、「なにかのアプリが勝手にスマホに広告用コードを仕込んでいる」可能性です。そう考えた理由は、余計な広告はスマホでは表示されますがPCでは表示されないからです。このように推測したですが、残念ながら僕のITスキルでは余計な広告を表示させているアプリを見つけ出すのは不可能です。仕方なく僕はあきらめることにしました。
僕は妻とはもうかれこれ35年以上の付き合いがありますが、その妻は僕に「男のくせにネチネチして女々しいヤツ」と言い放つことがあります。そのネチネチのせいか、僕は余計な広告削除をあきらめると言いながら、実はあきらめきれないでいました。ことあるごとに原因を探し求めていたのです。
そんなある日、余計な広告が表示されるページをPCで見ていますとあることに気がつきました。それは画面の左端の上の隅っこに「ninja」の文字が小さく表示されることです。これはなにかと言いますと、「忍者」という会社が提供しているサイト分析用の文字です。僕は先にhtmlに分析用のコードが挿入されていると書きましたが、そのコードが表している「ninja」の文字です。
そのときにふと、思いました。「ninja」はPCでは表示されるのにスマホでは表示されない。もしかして…。
案の定。この分析用のコードを削除しましたところ、余計な広告は表示されなくなりました。遠山の金さんでしたら「一件、落着!」と叫ぶ場面です。
余計な広告が表示されなくなったのはうれしいのですが、一つ問題が起きました。それは分析ができなくなったことです。世の中には分析ツールが幾つかありますが、その中で「忍者」さんは僕のようなITスキルの高くない人にとって使いやすい分析ツールでした。ですが、使えなくなりましたので次の分析ツールを見つける必要があります。
分析ツールとして有名なものにはgoogleが提供しているアナリティクスというツールもあります。ですが、これが素人には使いづらいのです。生活に使う家電はどんどん進歩していろいろな機能が付随するようになっていますが、機能が複雑になりすぎて高齢者には使いづらいという話を聞きます。アナリティクスもまさにそれです。
僕のような立派なおじさんには複雑すぎて使いづらいのです。それでもこれしか方法がありませんので挑戦しているのですが、わかりにくいというのが今の段階の正直な気持ちです。
「わかりにくい」というのは物事を判断するときにとても困ることですが、女子体操の世界でもパワハラ問題が表面化しました。最初にコーチが暴力をふるったという理由で除名されたという報道を見たときは、このコーチがパワハラの犯人と思っていましたが、その後の展開を見ていますと、コーチを裁断した協会側がパワハラの首謀者のようです。
これを告発したのがまだ18才という女子選手だったことが、また驚きでした。以前日大アメフトの悪質タックルの事件のとき、堂々と記者会見をして告発したのは20才という学生でしたが、さらに若い女子が告発したことに意義があるように思います。女子選手が名前と顔を出して正々堂々と会見しているのに比べますと、告発された側である指導者が文章で反論している様は指導者として失格の印象を与えます。
もし、女子選手が告発しなければ除名されたコーチが「資質に問題のある指導者」で終わっていたはずです。一つ間違えますと、選手生命を失う可能性もある中で行動を起こした勇気に敬意を感じる人は少なくないはずです。
協会側の会見を見ていましたら、具志堅副会長は中立の立場で誠意のある対応をしている印象を受けました。そのような人が協会側にいることがせめてもの救いです。このあと第三者委員会が調査をして結論を出すようですが、どのような結果が出ようとも今回のような騒動が起きた状態でパワハラを指摘された人物が幹部にいて選手たちが普通の精神状態で競技に打ち込めないのは明らかです。パワハラを指摘された幹部は「潔く退くのがスポーツを極めた大人」の取るべき対応ではないでしょうか。
やっぱり、スポーツの世界は純粋であってほしいです。
じゃ、また。




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