<コンビニ駐禁、一騒動>

pressココロ上




先日、危なく駐車禁止で切符を切られるところでした。

1~2週間に1度の頻度で利用しているコンビニがあるのですが、お昼どきは6つある駐車場が満杯になっていることがあります。そうしたときはあきらめて通り過ぎるのですが、ある日僕の前を走っていた車が満杯の駐車場を見て、駐車場入り口先の一方通行の脇道に左折しました。

その車は作業用ワンボックスカーだったのですが、その慣れていそう停め方から察しますと、日ごろからそのようにしてコンビニを利用しているようでした。普段からそのように停めている利用者は多いようで、そのワンボックスカーの先にももう1台が停まっていました。

そうした光景を見ていましたので、先週のある日僕も真似をすることにしました。駐車場が満杯でしたので、入り口先を左折し数メートルのところに停めました。僕はコンビニには本当に感謝していて、トイレが近い僕のような中高年にはなくてはならない存在です。コンビニがなかった昔の人は外でトイレに行きたくなったときはどうしていたのでしょう。もちろん、僕もそういう時代を生きていましたが、全く記憶がありません。おそらく公園のトイレを利用していたのでしょう。

それはともかく、僕はコンビニ横の道路に車を停めてトイレに行きました。コンビニにもいろいろなお店があり、店主の経営姿勢が見て取れます。そして経営姿勢が最も表れるのは、なんと言ってもトイレです。トイレをきれいに維持しているお店はやはり清潔感があり、お客様に支持されているはずです。

そこのコンビニはトイレが2つあり、しかもいつもきれいで清潔さが保たれていました。ただ一つ難点を言いますと、シャワートイレがついていないことです。僕はいろいろな地域のコンビニを利用していますが、コンビニには一つの傾向があります。それは、都心に近いコンビニほどシャワートイレが設置されていないことです。僕の推測では、「そのお店の開店時期が関係しているのではないか」と思っていますが、都心から離れた郊外の大きめの店舗はほぼ100%シャワートイレになっています。

僕はコンビニでトイレを使わせてもらったあとは、いつもお礼の意を込めて買い物をすることにしています。よほどレジが混んでいるとき以外、僕は毎回パンを購入します。コンビニにパンはつきものですが、加盟しているチェーンによりいろいろなパンが売られており、それらを食べ比べるのも楽しみの一つです。僕の中で、現在最も好きなパンはファミマの「ちぎれるシュガーマーガリンのパン」です。結構なボリュームですので食べ応えもあり、甘さが半端なくおいしいです。

キャッシュレス決済を政府が推奨するようになり、いろいろなスマホ決済が社会に浸透してきています。ですので、僕もコンビニでの支払いはスマホ決済を活用しています。スマホ決済が出まわりだした頃は、いろいろな会社の決済アプリを使いまわしていましたが、現在はpaypayに固定されてきました。やはり、いろいろなアプリを使いまわすのは面倒です。

キャッシュレス決済が世の中に浸透してくるにつれて、ポイントカードの競争も激しくなってきています。そうした関連でコンビニで支払いをするときはスマホ決済と同時にポイントカードにもポイントが付与されることがあります。ですので、レジで支払いをするときはポイントカードとスマホ決済の2つの手続きをすることになります。

スマホ決済だけですと、単にスマホをかざすだけで済むのですが、ポイントカードの付与の手続きが加わりますとそれだけ時間がかかります。仮に、ポイントカードをレジの前に行ってから取り出すとなりますと、レジ前でそれだけ余計な時間がかかることになります。そうした事態を避けるために、僕はいつも事前にスマホ決済とポイントカードの両方の準備をしてからレジに並びます。

その日もトイレを利用したあとに購入するパンを決め、スマホ決済の準備をし、ポイントカードをカード入れから取り出しているところでした。突然、お店の若い男性従業員の方が声をかけてきました。

「店の横の道路に停めているのはお客様ですか?」

「あ、はい」

「今、駐禁の見回りの人が来てますよ!」

僕はお礼を言いつつ急いで車に向かいました。外に出ると緑の服装をした男女がおり、男性のほうがちょうどタブレットになにかを記入しようとしているところでした。いわゆる「グリーンマン」と呼ばれる人たちですが、僕は思わず「すみません、すみません」と連呼し、「すぐに動かします」と声を発しました。すると、上司らしき女性が「それでは、中止します」と表情を変えずに言い、その声に合わせて男性もタブレットへの動きやめました。二人はそのまま自転車に乗って立ち去って行きました。

つまり、「セーフ」ということです。うれしい、…危なかった。

僕はグリーンマンさんたちのあとを追うように車を走らせたのですが、しばらく走ってから思い出しました。「あれ? ポイントカードどうしたっけ?」。僕は車を端に停め、準備をしていたスマホとポイントカードを確認しました。僕はスマホはズボンのベルト通しにつないでいますので、どんなことがあっても失くすことはありません。ですが、ポイントカードはどこにもつながっていません。ポイントカードを入れているカード入れの個所を確認しますと、カードがありません。僕はズボンのポケットからジャケットのポケット、座席の周り、思いつく限りのありとあらゆる場所を探しました。ですが、どこにもありませんでした。

もしかしたら、コンビニに落としたのかも…。

僕は急いでコンビニに戻りました。運よく駐車場が空いていましたので、そこに停め店内に入りました。先ほど僕に教えてくれた従業員の方がいましたので、お礼を言うとともにポイントカードの落とし物を尋ねました。従業員の方は優しい方で僕が立っていたパンの棚の下をのぞいたりもしてくれましたが、残念ながら見つかりませんでした。僕は見つかった時のために連絡番号と氏名を伝えコンビニをあとにしました。

僕が心配したのはポイントカードの悪用です。だれか悪い人に拾われて使われてはたまったものではありません。ポイントカードはお金と同じです。僕は帰宅するとすぐに紛失したときの手続きを調べました。そのポイントカードはガソリンスタンドが発行したポイントカードでした。以前は同じ系列のコンビニ発行のカードを使っていたのですが、たまたまガソリンスタンドに行ったときに同じ系列のガソリンスタンド発行のカードに変更していました。

帰宅してすぐに発行したガソリンスタンドに電話をしたところ、そのガソリンスタンドでは対応ができず、「ポイントカード会社の本部に連絡してほしい」言われてしまいました。仕方なくネットで調べていますと、自分のカードにはクレジット機能がついていないことがわかりました。これで一応一安心です。

確かポイントは千円に満たないくらいの金額だったはずですので、最悪使われてもそれだけで済みます。それ以上被害が増えることはありません。あとは新規に発行すれば問題は解決です。結局、そうした確認をいろいろとしているうちに1~2時間近く過ぎていました。

そのときです。

スマホの電話が鳴りました。画面を見ますと、知らない電話番号です。怪訝な気持ちで電話に出ますと、先ほどのコンビニの男性従業員の方でした。なんと、「ポイントカードが見つかった」という連絡でした。コンビニ敷地内と横の道路の区切りには50センチくらいの芝生などが生えている植栽があるのですが、その中に落ちていたそうです。やはり、焦って車に向かったときに落としたようです。

それにしても、届けてくれた方に感謝です。すぐに使用禁止の手続きをすることも可能でしたが、連絡するのが面倒であきらめていました。それだけにうれしさ倍増です。翌日、コンビニに行き、無事手元に戻ってきました。よかった~。

やはり、日ごろからよい行いをしていますと、神様は見捨てないようです。\(^o^)/

じゃ、また。




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