<コラムニスト>

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先週の水曜日に風邪をひいてしまい体調がすぐれないまま本日を迎えています。若い頃は、風邪をひいたときは「とにかく厚着をして布団にくるまり、ボクシング選手の減量のように汗かいて熱を下げる」というワイルドな対処法で治っていたのですが、年齢を重ねるとともにそのような対処法が通用しなくなってきました。

最近は薬を飲んで安静にして治すようにしているのですが、最後まで治すのに苦労するのが“咳”です。元々喉が弱く学生時代から“咳”では苦労してきました。特に電車の中など移動がすぐにできない状況のときは困っていました。経験のある人もいるかと思いますが、“咳”の難点は一度出だすとなかなか止まらないことです。しかも喘息っ気のある僕の場合は“咳”の出方が尋常ではなく、ひどいときは吐きそうにもなりますので悩みの一つでした。

今回も熱は下がったのですが、“咳”は相変わらず止まらず困っています。これまでいろいろな方法を試してはいるのですが、なかなか「これ!」という方法が見つからないでいます。一応現在試している方法はダイソーで購入した「せき止め飴」をなめる対処法です。前回、たまたま見つけなめたところ効果がありましたので今回も試しているのですが、今回は効果がイマイチの状況です。

さて、今週のタイトルはコラムニストです。文系の人ですと学生時代に一度は憧れる職業です。アート系の人がデザイナーとして活躍するのを夢見るのと同じくらい憧れの職業です。なにしろ文章を書くだけで収入を得られるのですからこれほど楽しい仕事はありません。ですが、言うまでもありませんがコラムニストを生業にできる人はほんの一握りのうちの一握りです。それほどなるのが難しい職業です。

最近は出版業界が斜陽産業と言われていますので、以前にもましてコラムニストとして生きていくのは大変な時代のはずです。おそらく原稿を書く意外にその原稿をまとめて単行本化されて初めていっぱしのコラムニストと名乗れるのではないでしょうか。この状況はコラムニストだけに限らず作家や原作者、漫画家といった出版関係者全体に言えそうです。

佐藤秀峰さんという漫画家さんをご存知でしょうか。「ブラックジャックによろしく」とか「海猿」などヒット作を出している方ですが、漫画家の権利を主張している方でもあります。漫画家の権利を主張するということは、出版社と対立することでもありますが、堂々と正面から渡り合っている姿には感動さえします。

佐藤さんはnoteというサイトでコラムを定期的に投稿しているのですが、今の漫画界の状況が丁寧に説明されておりとても勉強になります。佐藤さんの意見を要約しますと、出版業界における出版社と漫画家の関係があまりに漫画家にとって不公平な状況になっていると憂いています。

週刊誌など雑誌が売れなくなっていますので漫画業界は苦境に陥っていますが、コラムニスト業界も同様です。コラムニストが書いている雑誌が売れなくなっています。つまり、仕事をする場所がどんどん減ってきているのですから、その状況でコラムニストとして生き残っていくのは並大抵のことではありません。

その荒波の中を生き抜いているコラムニストに小田嶋隆氏という方がいます。日経ビジネスオンラインで読むことができますが、アクセスランキングで常に上位に入っていますので人気コラムニストということになります。

僕は平日は車で移動していますのでラジオを聞くことが多いのですが、TBSラジオの午後1時から「たまむすび」は毎日聴いています。小田嶋氏は毎週月曜の午後3時から30分間出演しています。

話は少し逸れますが、今月からいろいろな番組が新しくなっています。その番組の出演者を見ていますと、そのテレビ局または番組の主張が見えてくることがあります。その意味で言いますと、TBSは以前からリベラルの立場のように感じていますが、小田嶋氏がTBSラジオに出演するのもうなづける部分があります。

僕が小田嶋氏に好感するのは視点が独特だからです。ありふれた視点はどこのメディアでも読むことができますので物足りなさを感じます。しかし、小田嶋氏はほかの人ではあまり気づかない視点から物事を評することが多いのでとても興味深く、また勉強になったりしています。

しかし、僕は小田嶋氏と同年齢なのですが、ときに違和感を覚えることもあります。それはなぜかと言いますと、寅さんふうにいいますと「生まれも育ちも違うから」にほかなりません。今週小田嶋氏について書こうと思ったのは先週の日経ビジネスに書いているコラムに違和感を特に強く感じたからです。そして、そこには「生まれも育ちも違う」要因があるように思えました。

小田嶋氏はご自分でも言っていますが、普通の会社員生活を1年ほどしか経験していません。理由は、会社員生活が肌に合わなかったからのようですが、僕が感じた違和感はそこにあるように思います。その後はテクニカルライターをやったり短期の仕事をしたりしながら少しずつコラムニストして独立を果たしたようです。

先週のコラムを読んでいて気になったのは、文章の中に「われわれ」という言葉が使われていたことです。先ほども書きましたが、僕は小田嶋氏と同年齢ですが、小田嶋氏が「われわれ」として書いた内容が僕が思っていることとは違っていたのです。僕は小田嶋氏の日経ビジネスのコラムは毎週読んでおり、いつもは気にならなかったのですが、なぜか先週のコラムでは気になりました。

その理由を自分なりに考えてみたところ、先週のコラムの内容が関係しているという結論になりました。内容は日経ビジネスのサイトで読んでいただくとして、僕が気になった部分は小田嶋氏がツイッターに投稿しているリプライについて書いていた部分です。その一連の文章の中にステルスマーケティングの臭いを感じました。

小田嶋氏はご自分のツイッターに対するリプライについて毎週コラムに書いていますが、読みようによっては炎上商法のように感じることがあります。わざわざ過激なリプライがくるようなツイッターを投稿しているように感じられたのです。これは僕からしますと、邪道です。

内容についても少し触れますと、小田嶋氏は「今の若い人が討論を避けている点を危惧」していました。争いごとを避けるあまり「喧嘩両成敗を落としどころにしている」と嘆いています。繰り返しますが、僕は小田嶋氏と同年齢です。その僕は「喧嘩両成敗」を落としどころにすることに小田嶋氏ほど反発を感じていないのです。

なぜなら、どちらかが完勝してしまいますと完敗したほうには必ず復讐心が生まれるからです。世界の戦争の究極の要因は復讐心です。世界から戦争をなくすにはその復讐心が生まれないように終わらせることが大切です。

小田嶋氏は広告のつもりでツイッターをやっていると思いますが、あまりに度が過ぎますと炎上商法と同じになってしまいます。もしかしたなら、日経ビジネスの編集あたりから知恵を授かっているのかもしれませんが、「武士は食わねど高楊枝」の心意気を忘れないでいただきたいと思っています。

じゃ、また。







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