<アスリート>
スポーツが見ている人に感動を与えるのは、そこに計算されたものがないからです。違う言い方をするなら、台本がないからです。来月、野球の世界ではWBCが行われますが、3年前の感動がよみがえってきます。大谷投手が米国の最後のバッター、マイク・トラウト選手を空振り三振に仕留めたとき、「まるで漫画のような展開」と言われました。漫画はドラマと同様、感動を与える台本(脚本)が事前にあって、それに沿って進んでいきます。その「漫画のような展開」が現実に起こったことが、感動をより大きくしました。感動を与えるには、台本がないことが重要な要因です。感動の度合いを伝えるために「台本のないドラマ」と言いますよね。