<脱サラ with コロナ>

pressココロ上




久しぶりにネットのランキングについて書こうと思います。前から書いていますように、ネットにそれほど精通しているわけではありませんので、SEO対策を行ったことがありません。一時期はランキングを上げる方法をネットで調べたりもしましたが、やはり「全員がランキング対策をしますと、結局は同じ結果になる」という思いがあり、「SEO対策」をする気持ちになれないのです。

それでもときたま、気分が乗ったときなどにランキングを見たりはしています。例えば「ラーメン 脱サラ」などで検索をかけるのですが、ここ最近で上位5 あたりに入ってくるのはこのキーワードだけについて書かれているサイトではなく、大手企業サイト内の一部として書いてある記事です。

例えば、大手転職企業のサイト内における「独立体験者」としての紹介記事などです。おそらく大手転職企業のサイトほどになりますと、強力な「SEO対策」を行っているはずです。そのほかにもサイトの規模が大きかったり、独立以外のビジネス関連記事に興味を持った人の訪問があったり、と検索に好影響を与える環境が整っています。こうしたことがランキング的にかなり有利であるのは間違いありません。

「脱サラ ラーメン」の検索結果を見ていますと、脱サラを「勧める」記事と「勧めない」記事の2つに大別できます。そして、その割合はおおよそ半々です。これが10年ほど前ですと、「勧める」記事のほうが圧倒的でした。フランチャイズとか専門学校など、脱サラを目指している人を取り込んで儲けようとする人たちのサイトが多かったからです。

そうした10年前では、僕が書いた「勧めない」記事は珍しかったのですが、今ではそうした記事も多く見かけるようになっています。これは時代背景も関係しているように思います。「しくじり先生」という番組がありますが、今の時代は「失敗した人」に注目する流れができています。

6~7年前のことですが、僕のサイトが上位に入っている頃、あるテレビ番組から取材の申し込みを受けました。僕の「ラーメン失敗体験について話を聞かせてほしい」という内容でしたが、この番組は「しくじり先生」のような失敗体験談を集めた特番でした。出演の依頼もありましたが、もちろんお断りしました。

最近、ランキング上位に入っているサイトで印象に残ったのは、失敗体験が単に書いてあるのではなく、その体験談を「漫画」にしているサイトです。そこで少し調べてみますと、今はネットで漫画を発信するのが流行っているようです。漫画と言いましても、声が入ったコミックエッセイふうなのですが、ただの漫画に比べますと、声がある分臨場感は感じられました。

書店に行っている方はご存じと思いますが、数年前からビジネス書を漫画にしている本をよく見かけます。同じ題名のビジネス書が文章だけで書かれた書籍と漫画になっている本の両方があるのです。もちろん、文章と漫画では伝えられる内容には格段の差があります。情報量としては圧倒的に漫画のほうが少なくなるのですが、今の時代はそうしないと売れないようです。

言うまでもありませんが、漫画ではそのビジネス書の核心が伝わるのか疑問です。本心を言いますと、伝わるわけがありません。漫画のほうが読みやすく、とっつきやすいということが理由でしょうが、活字離れが普通になりつつ今の時代は仕方ないのかもしれません。
確かに、文字を追うのと絵を追うのでは面倒さが違います。

話を検索ランキングに戻しますと、今の時代はランキング上位に入っているからといって参考になる記事とは限りません(昔もそういう面はありましたが)。「参考になる」どころか真実を伝えているかも疑問です。先ほど書きました大手転職サイトの一部となっている「脱サラ ラーメン」関連の記事は、体験者である僕からしますと実情とは異なっていると感じる部分が少なからずありました。理由は、掲載サイトである大手転職サイトに配慮した記事にならざるを得ないからです。

僕のサイトは今から15年くらい前に開設しましたが、当初はほぼ毎回5位以上にランキングされていました。その状態が長らく続いていたのですが、5~6年ほど前からランキングが下がっていきました。上位10から落ち、検索結果の1ページ目から落ち、そして2ページ目、3ページ目、4ページ目、5ページ目と少しずつ降下していました。

ランキングが下がるということは、僕のサイトへの訪問者が減ることです。実際、ランキングが下がるに従って、アクセス数も減っていっていました。もう少し詳しく説明しますと、僕のサイトは「脱サラをする前に」というサイトと「あなたはこうやってラーメン店に失敗する」という記事を掲載しているサイトはサーバーが別になっています。

10年以上前のことですので記憶は定かではないのですが、「脱サラをする前に」はauの無料サイトに開設していました。そこに体験記関連記事を書いていたのですが、その後新たに「あなたはこうやってラーメン店に失敗する」という記事を書いた際に、なんとなくgoogleのサーバーを選択しました。本当に「なんとなく」で特別になにかしらの意味や意図があったわけではありません。

それから十数年の間、ランキングは山あり谷ありでしたが、ここ数年は落ち込んでいました。ところが理由はわかりませんが、先月久しぶりに「脱サラ ラーメン」で検索をかけますと、なんと1ページ目の終わりか2ページ目の最初にランキングされていました。一時期は5ページ目まで降下していたランキングが復活していたのです。もちろん「SEO対策」は全く施していません。なんとも不思議です。

昔から「googleがアルゴリズムを変更したのでランキングが下がった」などという話題がネット界隈では盛り上がっていましたが、本当に役に立つサイトを検索上位に選出するためにgoogleが日々改善しているのは当然です。今の時代ですと、「AI」がランキングを決めている可能性もありますが、そうした中で僕のサイトが上位に復活できたということは、僕のサイトが「AI」に評価されたことになります。うれしい…。

もちろん僕のサイトは脱サラを飲食店で考えている人に役に立つと思っていますが、コロナが発生した今の時代にはこれまでとは異なった視点が必要だと感じています。実は、今週はそれを書きたくてこのタイトルにしました。

コロナ発生以来、飲食業界が大打撃を受けているのは多くの人がご存じのとおりです。しかし実際のところは、飲食業に限らずお客様に来ていただく業種はすべてが被害を受けています。理由は、言うまでもありませんが、民間企業は売上げがあってはじめて経営が成り立ちます。そして、その売上げは「客数×客単価」という公式で表せます。ですから、あらゆる企業は「客数」を増やすべくいろいろと努力と工夫をしているわけです。

しかし、コロナが発生してからは、その努力をしてはいけない状況になっています。なにしろ「密」になってはいけないのですから、これはもう、「お客さん、あんまり来ないで」と言っているのと同じです。こうした状況で、いったいどうやって売上げを作ればいいのでしょう。

そうは言いましても、コロナが発生した中でも売上げを伸ばしている企業があります。マクドナルドです。ニュース記事によりますと、テイクアウトが要因のようですが、口で言うほど簡単ではありません。もし簡単であるならほかの企業も真似をすることで、売上げ減を避けられるはずだからです。しかし、ほかの企業な軒並み売上を落としています。マックなりの外からは簡単に伺いしれない工夫があるようです。

これから飲食店で独立を考えている人はこれまでよりも工夫と努力が必要です。これまでと全く違うのは、「客数を押さえつつ、売上げを作らなければいけない」ことです。マクドナルドのようにテイクアウト、もしくはそれに準じた販売方法を考えるのも一つの方法です。いずれにしましても、お店を構えてそのお店にお客様を呼び寄せる形式は、しばらくの間は経営が成り立ちません。

今回のコロナ問題では、自営業者と会社員の待遇の違いがあからさまにもなりました。会社員は不便なことや面倒なことはありますが、収入が途絶えることはありません。それに比べて自営業者は、いとも簡単に収入が途絶えることが現実となりました。

そのことを思い知らせることができたことは、今回のコロナの唯一のメリットのようにも思っています。

じゃ、また。







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