<iPhone乗り換え>

pressココロ上




我が家は家人のスマホや携帯電話の請求書を僕の口座に統一していますので、家族それぞれの毎月の請求金額がわかります。これまで書いていますように、僕はスマホと携帯の2台持ちをしていますが、データ通信と通話を分けるのが目的です。出先でトラブルに見舞われて連絡手段がなくなるのを防ぐためですが、携帯の請求金額には常に気をつけています。
携帯は通話専用として使っていますが、ボタンを押し間違えてデータ通信を使ってしまいますとかなりな金額が発生してしまいます。携帯のデータ通信の契約が従量制になっているからですが、以前一度だけ高額な通信料金になったことがあります。それ以降は用心をしながら使っていますが、そうした間違いさえしなければ2台持ちでも毎月の請求金額は約2千円で済みます。この金額は妻も同様ですが、息子の請求額だけが突出していました。
息子は「2台を持つのが面倒」ということでスマホ1台にしているのですが、その請求額は毎月約7千円でした。僕と5千円の開きがあります。僕は息子の請求額を見るたびに「なんとか減らしたい」と考えていました。ちなみに、僕と妻はスマホは格安スマホで携帯は大手キャリアの一つでした。息子はその大手キャリアのスマホを使っていました。
こうした状況で息子の7千円を半分以下にすることを目標にいろいろと調べていたのですが、ついに一昨日約半分にすることに成功しました。僕はandroidですが、息子はiPhoneを使っています。ですので買い替え後もiPhoneにするつもりでしたが、iPhoneの難点は本体が高額なことです。
実は、息子の買い替えと同時に自分自身の携帯電話の買い替えも模索していました。先ほど僕の携帯電話の毎月の金額を約千円と紹介しましたが、この金額は携帯を買い替えた3年前に「他社からの乗り換え特典」の割引を使っているからです。その割引が消滅する期限が迫っていましたので携帯の買い替えを考えていました。しかし、当時と現在では大手キャリアの方針も変わっておりなかなか難しい状況のようでした。
それはともかく、時代が違いますと大手キャリアの販売方法も変わってきます。以前は「他社からの乗り換え」で本体がゼロ円になるという特典などいろいろなサービスがありましたが、最近はそのような特典はなくなっているように思っていました。
僕の娘は1年ほど前に、僕が利用している格安simと契約をしてiPhoneを使っていますが、本体はネットで購入しました。以前のように「他社からの乗り換え」で本体が無料になるサービスがなかったからです。
僕は、今回の息子の買い替えについても同じように考えていました。つまり特典等で「本体が無料になることはない」と考えていたのです。ところが、家電量販店の販売員さんに相談をしたところ、格安simの会社でもiPhone本体を無料にする特典があることがわかりました。
実は、このときは最初は大手キャリアの相談員の方が説明をしてくれたのですが、あまり魅力的な内容ではありませんでした。本体代金も半分だけ無料にするようなサービスでしたし、毎月の支払額も僕が想定していた金額よりも高いものでした。
しかし、このときの相談員さんは若い女性でしたが良心的な方で僕が正直な感想を言いますと、「それでは格安スマホの説明も聞いてみますか?」と笑顔で格安スマホを紹介してくれたのです。テレビでも宣伝している格安スマホ会社の相談員さんが来て説明をしてくれたのですが、そこでiPhoneを無料で提供するサービスがあることを教えてもらいました。
この特典は通信会社が提供しているのか、家電量販店が提供しているのかは定かではありませんでしたが、どちらにしても高額なiPhoneが無料で手に入れられるのですからうれしいかぎりです。しかも毎月の支払額も僕が想定していた以下の金額でした。
このような下調べをしたうえで、一昨日に違う大手量販店に行き相談をしましたところ、なんとそこでは先と同じ大手キャリアが「他社からの乗り換え特典」としてiPhoneを無料で提供しているサービスがあることを教えてくれました。数日前と同じ大手キャリアでしたが、相談員の方の知識不足かどうかはわかりませんが、iPhone8を実質無料でもらえるうえに毎月の支払額も想定内でした。
少し詳しく説明しますと、大手キャリアがよく使う「実質無料」という表現はあまり良心的なものではありません。「毎月の通信金額から割り引くことで無料にする」というものですが、これは毎月の支払額を少なく見せるための策略です。ですが、それを差し引いても納得できる金額でしたので契約することにしました。
あと一つ契約を決めた理由があります。それは販売員さんが裏技を伝授してくれたからです。それは大手キャリアさんと契約してから1年1ヶ月後に契約を解除して格安スマホに変更する技です。「2年縛り」という言葉をよく聞きますが、これは2年が過ぎる前に解約をすると罰金が発生する制度です。本体代金にも当てはまりますので、本体の残りの代金を一括で支払う決まりになっています。
しかし、今回の伝授してもらった裏技では1年1ヶ月を過ぎると本体代金は無料になるとのことでした。この大手キャリアを選んだ理由はこの裏技のほかにもあるのですが、総合的に考えてこれまでよりも支払額が減ることは間違いありませんでしたので決めた次第です。
契約を終えたあと、販売員さんから「一つだけ手続きが終わっていないのがありますので、ご自分で通信会社に電話をして手続きをしてほしい」とお願いされました。その手続きをしませんと割引サービスを受けられないとのことでした。
翌日、通信会社さんに電話をしたのですが、ここでもちょっとしたトラブルに見舞われました。僕が今回の通信会社に決めたのは自宅の通信回線が同じだったことも影響しています。ですので、目的の手続きを完了したあとに自宅の通信回線についても問い合わせをしました。
だいたいどこの通信会社も同じですが、自宅とスマホの両方を契約していますと受けられるサービスがあります。ですので、それについて確認しようと思ったのですが、電話口の方はスマホと自宅が同じ通信回線でも受けられるサービスはないとおっしゃるのです。僕が、「以前、そのようなサービスがあったんですけど…」と伝えても「ない」の一点張りでした。
そこで、いったん電話を切りネットで調べてみることにしました。時代が移り変わりますとサービスが変わることもあります。ちょっと心配になり確認することにしました。すると、やはり今でもそのサービスは提供されていました。そこで、再度電話したのですが、当然ですが先ほどとは違う方が電話にでました。ですので、ことの顛末をお話して「調べてほしい」とお願いしたのですが、その方にも「そのようなサービスはない」と言われてしまいました。
ですが、僕が「御社のホームページに書いてある」旨を話しますと少し待たされたあと違う部署に回されました。しかし、そこでもわからずに再度違う部署に回されました。僕は悪質クレーマーになってしまった気分になりました。
最後に回された部署の方がようやっと話が通じる方で「お客様のご指摘が合っております。誠に申し訳ありません」と丁寧な感じのよい話しぶりだったので、ようやく無事に一件落着となりました。その方のお話では、同じ通信会社であっても「スマホと固定回線では部署が違うので知識がないことがある」と、謝罪していました。
僕としましては、きちんと正しいサービスを受けられることが確認できましたので一安心ですが、よくわからないまま損をしている人もいるのではないか、と思った次第です。
以前、僕は国民年金の加入期間で問題があり第三者委員会に出席した話を書いたことがあります。一般的にですが、多くの人はお役所とか大企業とか公的機関といった世間的に信頼感を持たれている組織・団体に対しては「ミスをしないで正確な対応をする」というイメージを持っています。
ですが、よくよく考えてみますとそこで働いている人はごくごく普通の人たちです。ですから、ミスを犯してしまう可能性は十分にあります。市井で普通に暮らしている僕たちは、自分のことについては自分で確認・管理する心持でいることが必要です。
じゃ、また。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする