<2020今年もよろしくお願いいたします>

pressココロ上




今年も例年の親子対抗ボーリング大会を開催しました。そして、今年も親組が圧倒的な勝利を収めることができ満足しております。特に今年は、僕が好調で2ゲームの合計が307点と平均で150点を超えることができました。さすがにこの数字は自分でも驚いている次第です。

なんだかんだ言ってここ数年、ずっと勝ち続けている感じがしますが、最後に負けたのがいつか思い出すことができないほどです。僕はなんてボーリングがうまいのでしょう \(^o^)/

ボーリング大会を終えたあと、僕はあることがいつもと違うことに気づきました。些細なことですが、ボーリング施設側のことであることが変わっていました。

それは、スコア表の用紙です。毎回ゲーム終了後にスコアが記載された用紙を人数分くれるわけですが、これまではその用紙が施設専用の大きさでした。今の時代、用紙と言いますとA4とかB5が一般的です。コピーや印刷をするときはほとんどがこれらの用紙を使うようになっています。

ところが、これまではボーリング場のスコア表の用紙はA4の大きさと微妙に違っていたのです。僕は節約志向が強いので、チラシなど裏が白い用紙はプリンターで印刷するときに活用しています。ですので、スコア表の裏もプリンターに適していると思ったですが、微妙に大きさがずれており気になっていました。

それが、今年はA4の大きさそのものでした。やはり用紙というものはいろいろな用途がありますので互換性があるほうが便利です。実際、僕の経験ではボーリング場のスコア表のほうが稀で、ほとんどの用紙はA4とかB5などといった大きさで統一されているように思います。

おそらく強制的になったわけではなく、自然の成り行きでなったのだろうと思います。用紙に限らず、どんなものも互換性があったほうが使い勝手がよくなります。最近僕が感じた例はデジタルカメラです。

今の時代のスマホはデジカメの代わりに十分になりえる機能を備えています。なにしろ、高価なスマホですと、2000万画素以上の機能があるそうでデジカメと遜色がありません。ですが、書きましたように「高価」というデメリットのほかに、保存するときにかなりの量のメモリーを使うことになりますので注意が必要です。

仕事で報告用にデジカメが必要になったのですが、わざわざ高価なものを買うのはもったいない気がしました。そこで最低限の機能を調べたところ、画素数は300万画素もあれば十分に報告に使える機能を備えていることがわかりました。

これを調べたのは3年前ですが、最新の記事でも「写真をプリントする場合は900万画素もあればA4サイズでも高画質で印刷できる」と説明されていました。そうした事実を知りますと、今のスマホが高画質のカメラ機能をアピールしているのが「余剰機能」のように感じました。無駄な機能のためにカメラを高い価格にする必要などありません。

「無駄」という言葉は言い過ぎとしても、素人がカメラ機能を使うのに2000万画素も必要とは思えません。たぶんほとんどの人は使いこなせない機能にお金を費やしているのではないでしょうか。「無駄」とは言わないまでも「無用」であることは間違いないように思います。昔から、メーカーというのは「価格を上げるために機能を追加する傾向」がありましたが、カメラ機能はまさにその典型です。

機能の面で最近、気になっているのは「日産自動車」です。年末にゴーン容疑者が国外逃亡をしていたことで注目された日産ですが、最近のCMが気になって仕方ありません。これは以前も書いたことがあるような気がしますが、ここ1~2年の日産はやたらに「技術の」という修飾語が強調されているように感じます。

日産はカルロス・ゴーン氏がトップに就任してから、復活を果たしたわけですが、その前までは瀕死の状態でした。ゴーン氏を招へいしたときの社長は塙 義一(はなわ よしかず)氏という方ですが、この方が復活したあとにインタビューで答えていました。「ゴーンさんを招へいしなかったなら倒産していた」そうです。

では、なぜそこまで業績が悪化したかと言いますと、「技術にこだわりすぎた」からです。「技術の」という冠にあまりに執着しすぎたために、倒産寸前までいってしまったのですが、そのしがらみを断ち切るためには日本人では無理だと判断したそうです。

この塙氏の決断がなければ今の日産はなかったわけですが、最近の日産のCMを見ていますとゴーンさんが来る前の日産を思い出してしまいます。実際、年末のニュースでは日産の業績がかなり落ちこんでいると報じられていました。その状態でも「技術の」を前面に押し出している姿に不安を覚えてしまいます。

日産とは対照的に、トヨタのCMで印象に残るのは「この指とまれ」という発想を前面に出していることです。「この指とまれ」とは「自分だけ」という発想ではなく、「一緒に成長しましょう」という発想です。つまり、ほかの企業にも門戸を開いていることですが、このCMを見ていて思い出したのが、MicrosoftとAppleの戦いです。

Appleは今は輝かしい業績を残していますが、90年代後半はMicrosoftとの競争に敗れ苦境に陥っていました。その原因は「Microsoftがwindowsを他社にも公開したことに対して、Appleは自社のPCだけにこだわったこと」と言われています。囲い込みよりも公開したほうが成功することを教えています。

同じことが、デジカメでも起こっていました。僕は古いデジカメをネットやリサイクル店で探していたのですが、あるリサイクル店で2,000円のデジカメを購入しました。喜び勇んで自宅に帰り早速使おうとしたのですが、記録媒体が使えない規格だったのです。

今の時代は記録媒体としてはSDカードが主流ですが、デジカメの黎明期はいろいろな規格が生まれていたようです。僕が購入した古いデジカメは「xDピクチャーカード」という規格の記録媒体でした。この規格のデメリットはパソコンには使えないことです。

デジカメで撮影した写真はPCに取り込む必要があるのですが、「xDピクチャーカード」では取り込みができないことがわかりました。僕が記録媒体に種類があることを知らなかったことが元々の原因です。仕方なく使わないで置いたままにしています。

実は、昨年末にこの古いデジカメをリサイクル店に買ってもらおうとしましたが、型式が古すぎて買ってもらえませんでした。結局、損な購入をしたことになります。

進化論で有名なダーウィン氏は

「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは、変化に対応できる者である」

と名言を残していますが、なにかにこだわりすぎると、それが原因で生き残っていけなくなるようです。似たような名言を経営学者のドラッカー氏も語っています。

「変化はコントロールできない。できるのは変化の先頭に立つことだけである」

自然界でも経済界でも、大切なことは変化に適応する能力のようです。

年をとると、変化するのが面倒なんだよなぁ…。

じゃ、また。




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