<サイト運営者の責任>

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先週は「ネットの世界エトセトラ」と題して、僕のネット業界での活動についていろいろと書きました。今週は、ネットを見ていて日ごろ感じることを書こうと思います。最近の若い人はパソコンを使わなくなったと言われていましたが、コロナでリモートが増えたことが関係しているようで、昨年あたりはパソコンの販売数が増えたそうです。

若い人がパソコンを使わなくなったのは、間違いなくスマホの影響です。スマホがあればほとんどのことができるからですが、「できるから」という理由のほかに「スマホを見ているだけで、時間が過ぎてしまうから」というのもありそうです。

パソコンを使いこなすには、それなりに勉強する必要がありますし、そのためには時間が必要です。スマホを見ていますと、それだけ時間がなくなることですので、パソコン操作術を身に着ける時間がなくなります。

現在はどうなのか、わかりませんが、数年前新卒の社会人がパソコン操作ができず、研修で教えている、というニュースを読んだことがあります。僕の感覚では、「学生は、パソコンを使えるのが当たり前」だと思っていただけに、このニュースには驚かされました。

しかし、今はリモートの時代です。リモートで働くにはパソコン操作は最低要件です。パソコンの売上げが上がったことからみても、パソコン操作の習得が社会人の必須要件になっていくのは間違いないところでしょう。

僕が最近ネットを回遊していて思うことはネット広告に対する疑問です。疑問というより不安のほうが強いかもしれません。僕からしますと、どう見ても「信ぴょう性」といいますか「信頼性」に欠けるような広告が堂々と表示されています。

基本的に、ネット広告は利用している人の属性に関連する広告が表示されます。そうしたことが影響しているからだと思いますが、僕の場合は健康とか美容に関する広告が多く表示されます。僕的には「健康」はいいとしても、「美容」は意味がないと思いますが、なぜか表示されます。

以前より、ネットに限らず健康に関する情報には眉唾っぽい印象を受けていました。例えば、書店などの健康コーナーに行きますと、科学的根拠が疑わしそうな本が堂々と並んでいます。例えば、「~すれば近視は治る」とか「〇〇だけで健康な体になる」といったタイトルの本です。本当に簡単に健康になれるのなら、医者に通う必要もありませんし、そもそもそうした患者さんはいなくなるはずです。

同じような疑わしい情報がネットにはあふれています。しかし、こうした怪しげな情報も目に触れる機会がなければ、接することもありませんので安全です。ですが、情報のほうから近づいてくることがあります。それが、広告です。

僕からしますと、どう考えても「怪しい」と思える広告が最近多いのですが、そうした広告がいわゆる大手といわれるニュースサイトにも表示されています。大手ニュースサイトはやはり良質で信頼性が高いイメージがありますが、そのニュースサイトの広告に「怪しい」広告が表示されることは問題です。

例えば、大人専用のサイトとか、一般の人では訪れそうもないマニアックなサイトの画面なら、「怪しい」広告が出現しても「さもありなん」という気持ちになれます。しかし、一般の人が普通に頻繁に訪れるニュースサイトに堂々と「怪しい」広告が表示されるのは問題です。

僕はYouTubeもよく見ますが、YouTubeでも怪しげな広告が表示されます。YouTubeの場合は健康関連ではなく、なぜか歴史に関する広告がほとんどです。例えば、先の戦争に関する歴史観が多いのですが、今までの歴史観を自虐的と批判する広告です。

試しに、と思いその広告内容を丁寧に読みますと、これが意外に信ぴょう性を感じてしまうのです。一見すると、この「怪しげな主張」のほうが正しい歴史と思い込んでもおかしくない内容になっています。実際のところ、歴史という分野はどこに真実があるのか不確かな部分があります。

例えば、一国の総理大臣が逮捕された「ロッキード事件」は昭和51年に起きた大疑獄事件ですが、最近も新たな主張の本が出版されました。逮捕された当時から「米国陰謀説」が噂されていましたが、今もって真相はわからないのが実情です。ですから、定期的に「陰謀説」がマスコミを賑わせます。

つい50年前の出来事でさえ、真相を突き止めるのは容易ではなく、それまでの見解を覆すような主張が出てきます。それがさらに前の歴史となりますと尚更です。僕が見るYouTubeに出てくる広告は、まさに先の戦争における日本の立場についてですが、これまでの歴史観を「自虐的」と修正を訴えている広告です。

先日、昭和歴史の重鎮といわれた半藤一利さんがお亡くなりになりました。半藤さんは日本が再び戦争に突入しないようにと、先の戦争について真実を突き止める著作活動をしていた方です。その半藤さんの主張とは正反対の意見がYouTubeの広告には出てきています。

正直なところ、歴史に詳しくない普通のおじさんである僕からしますと、どちらが正しいのか判断がつきません。しかし、そうした中で、両方の主張を知っていることが大切かと思っています。心理的には半藤さんを支持していますが…。

僕は自分のサイトでも収入を得るべく広告を表示させています。具体的にはgoogleのadsenseですが、怪しげな広告が表示されることに対しては不安を持っています。ですが、自分のサイトの内容が健全であるなら、「怪しげな広告は出ない」と思っています。

自分のサイトを訪れてくださった人が怪しげな広告に接するのは、サイト運営者としては気持ちのいいものではありません。怪しげな広告が表示されることのないよう、今後も記事を書く際は細心の注意を払う所存でおります。

「健全な精神は健全な肉体に宿る」にならうなら「健全なサイトには健全な広告が宿る」です。

じゃ、また。

追伸:ここまで書いてきたところで、興味深い記事を読みました。特定のサイトを貶めるために、わざと「怪しげな広告」を表示させることがあるそうです。世の中は簡単ではありません。こうした攻撃に対処する方法も考えておく必要があるようです。







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