<いろいろな人がつながって…>

pressココロ上




 今週のココロはこの一週間に私の心に浮かんできたことを単純に書いているだけですので事実関係に記憶違いがあるかもしれません。お読みになる際は、またはお読みになったことを他の人に話す際は自己責任でお願いいたします。
 今週、ココロに登場する人物。(敬称略)
 中坊公平、佐高信、安田好弘、本村洋。
 紹介しました方々は嘗てそれぞれココロの中で書いたことがあるのですが、先週本村氏の裁判に関して報道があったとき各人が私の心の中でつながってきました。
 中坊氏は元日弁連会長でその後「住宅金融債権管理機構」の社長も務めました。不良債権処理で「国民の血税は一銭たりとも使わない」と表明したことは有名です。また豊島問題では住民たちを勇気づけ励まし行政を動かすことまでやっています。私はマスコミで中坊氏が取り上げられるようになってからファンになりました。私と同様に思った人は多いようで評論家の佐高氏も中坊氏を絶賛し共著なども複数出版していました。
 私が佐高氏を知ったのは朝日新聞にコラムを持ったときです。辛口の評論は痛快で心地よいものでした。佐高氏の著作を読みますと反権力を信条とし常に少数者の味方でした。佐高氏が批判する対象は政治家や大企業の経営者といった人たちでしたので一般の人たちも気分が透く気分になれたのでしょう、一時はマスコミに頻繁に登場していました。
 そんな佐高氏が中坊氏を絶賛したのもわかります。しかし、あることがきっかけで二人は仲たがいをしてしまいます。あることとは中坊氏が安田弁護士逮捕で警察に協力したことです。
 安田氏は死刑廃止論者としても有名で人権派弁護士と言われていました。一般に世論が極悪人と思う被告の弁護をすることも多くオウム真理教松本被告の弁護も務めていました。また、悪質と思われる不良債権債務者の弁護も引き受けており住宅金融債権管理機構の社長である中坊氏とは敵対関係にありました。しかし元日弁連の会長の中坊氏ですので弁護士である安田氏の逮捕に協力するとは佐高氏も思っていなかったようです。仲たがいしたあとの佐高氏の中坊氏に対する批判はすさまじいものがありました。作家の宮崎 学氏は佐高氏に対して「人を見る目がなかった」と言い、佐高氏も「中坊氏を絶賛していたことを恥じている」とまで語っていました。
 一部のメディアでは、安田氏が常に警察に挑戦的な態度をとっていることを「目の上のたんこぶ」と感じていたようで不良債権処理に関連して逮捕した、と報じられていました。佐高氏はオウム真理教に破防法を適用しようとしたときに反対をしていたように権力が強くなることに拒否反応を示します。佐高氏も少数派を応援する側にいます。
 先週、本村氏は記者会見で憤慨していました。本村氏は7年前妻子を殺害された裁判で「私は知らない人のために涙は流さない」と、遺族が裁判で意見陳述できないことを憤っていました。今回、本村氏は「7年間裁判を傍聴してきて最も屈辱的だった」と語っています。それは被告の弁護士が裁判を延長させるために裁判に欠席したからです。弁護士は安田氏でした。本村氏の会見を受けて安田氏は会見し欠席した理由を述べ次回の裁判には出席し意見陳述しました。
 本村氏の会見を見ていて私はいろんなことを思いめぐらせました。私が好感を抱いている人たちに考えの対立があり、なにが善で悪なのか…。なんの罪も落ち度もない妻や子供を殺された本村氏の気持ちを踏みにじる行動をとった安田氏への違和感…。安田氏を擁護する側にいる佐高氏は安田氏の行動をどのように思っているのだろう…。
 そんなことを考えめぐらせた一週間でした。
 インターネットをやっていますと懸賞サイトからメールがたくさん届きます。その中に「当選」の文字があるのですが、当選商品の確認をするにはスポンサーに登録する必要があります。そのようなメールの最後には必ず次のような注意書きがあります。
「登録は自己責任でお願いします」
 スポンサーは出会い系であることがほとんどですので必然的に出会いサイトに登録することになってしまします。危険ですよね。メールに限らず投信ファンドや外貨預金などの金融商品でも「自己責任を求められる」ことが多いですが、自己責任を求める注意書きがあるものには慎重な行動で対処しましょう。
 因みに、出会い系スポンサーの当選通知では本当に1000円貰えました。
 じゃ、また。




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