<ウンとスン>

pressココロ上




 いやぁ、参った、、、。昨日は朝からずっとパソコンをやっていてお昼ご飯を食べるときに休憩して、食べ終わったのでまた「再開しよう」と思いスリープを解除しようとしましたらパソコンが動かない、、、。全く反応しない。
「ウンともスンともいわない」
 あれ!? おかしいなぁ。でも、最初はそれほど重く考えていませんでした。今までにもフリーズすることはなん度もありましたし、そういうときはしばらく間をおくと元に戻っていました。しばらく間をおいてもダメなときは再起動をしたり、それでもダメなときは強制終了をしたり、たぶん皆さんも僕と同じようにしているはずです。
 ところが、昨日はいつもと調子が違っていました。強制終了をしてからちょっと時間をおいてスイッチを入れても音がしないのです。パソコンはスイッチを入れますと、最初にカタ!(カチかな?)という音がして、それからグ~ンというかブ~ンというかそういう「いかにも立ち上がっているぞ!」という音がするのが普通です。しかし、そのときは音がしなかったのです。
 あれ!? おかしいなぁ。でも、いつもと違うけど「たまたまだろ」なんて思い、また強制終了をしました。なにしろ画面は真っ黒でなにも映っていないのですからそれしか方法はありません。このときの電源の状況を報告いたしますと、パソコンの電源は「点灯」の状態でモニターは「オレンジ」でした。モニターは通常動いているときはグリーンでスリープのときはオレンジになります。つまりパソコンからモニターになにも連絡が伝わっていないことになります。連絡は大事です。
 さすがにここまできますと、ちょっと焦りを感じてきました。ですから、2回目は強制終了をしたあとの空ける時間を長めにしました。待っている間にいろいろと考えてみますと、お昼ご飯のあとに再開するときの状態がいつもと違っていたことを思い出しました。
 僕のパソコンはスリープのときは電源ランプがグリーンで「点灯」ではなく「点滅」しているのが正常な状態です。しかし、そのときはなぜか点滅ではなく点灯していたのです。但し、モニターはオレンジになっていましたのでスリープ状態だったことになります。つまり、パソコンはスリープ状態ではなかったことになるのですが、これが解せません。僕のパソコンは3分ほどなにもしないとスリープになるように設定していますので本来ならスリープになっていなければいけないはずです。
 しかし、スリープになっていませんでした。考えられることはパソコンのなにかが作動していたことです。この状態はあまりあることではありませんが、あってもおかしくはないことです。なにかのソフトがバージョンアップをしている可能性もあるからです。ですが、そういうことは稀で、だいたいにおいては「3分ほどなにもしないでいるとモニターもパソコンもスリープになって」いました。
 なんかおかしいのかなぁ、、、。
 そんなことを考えていましたら思い当たることが一つありました。実は、僕は連休中にスマホを新調しました。初めてスマホを買って2年半くらいが過ぎましたが、ちょっと使いづらさを感じるようになっていたからです。それは容量が満杯で新しいアプリを入れることができないことでした。新しいアプリを入れなければいいのですが、バージョンアップさえもできないようになっていました。バージョンアップをしようとすると「容量が足りないので、インストールされているアプリを削除してください」と表示されるのです。これはともて不便なことでした。
 ですので「もっと容量が大きいのがほしいなぁ、、、安いヤツで」と思っていたところに、連休中のチラシを妻が見て教えてくれたのです。
「見て見て、ヤマダ電機で安いスマホ売ってるよ!」
 チラシを見ますと、なんとメモリが2G、容量が16Gで9,980円と書いてありました。僕が今まで使っていたのはメモリが1Gで容量が8Gでした。しかもディスプレイが5インチ、OSはAndroid7です。申し分ありません。強いて弱点を上げるならバッテリーが1900mAHでカメラがアウト500万画素イン200万画素といったところでしょうか。しかし、先日なにかの記事で「カメラは300万画素もあれば十分」ということを読んでいましたのでカメラの性能については全く問題を感じませんでした。
 僕が最初に買ったスマホに比べますとカメラ以外はどれもスペックが上回っています。これで1万円を切るのは絶対にお買い得と感じました。それで購入したのでした。
 しかし、購入して落胆したことが一つあります。それは説明書関連がどこにもないことです。最近は印刷された冊子がないことは多いですが、ネット上からダウンロードできるようになっているのが普通です。それがネット上にも全くないのです。仕方なくこれまでの勘だけを頼りに設定するしかありませんでした。
 一応、ヤマダ電機に行き説明書について店員さんに尋ねましたが、結果は同じでした。ここが1万円を切る価格の理由かもしれません。しかし、それ以外は全く問題がありません。「問題がない」どころか満足しています。最初に買ったスマホは2年半前でなんと29,800円もしたのです。それに比べますとスペックの優秀性を考えわせますとお得な買い物です。
 先日、その新しいスマホからUSBでパソコンに写真を取り込もうとしたのですが、その際にドライバーのインストールが行われ思いのほか時間がかかりました。そして、そのあとに電源を切ろうとしたときに通常の10倍くらいの時間を要したのです。パソコンが調子悪くなった理由を考えたとき、このことが思い出されたのでした。
 思い当たることがあるにせよ、フリーズして全く反応しなくなってしまったパソコンはどうすることもできません。仕方なく自分で修理する方法を調べることにしました。
 実は、以前なにかの記事で「windows10にはフリーズしたときに自動的にセーフモードが立ち上がる機能がある」と読んだことがあります。それを頼りにネットで検索しますとありました。「強制終了を連続で3回行うと、自動修復モードで起動させることができる」と書いてありました。しかし、僕の今回の場合はこれは使えませんでした。なにしろ電源を入れても「ウンともスン」とも言わないのですから。。。
 そこでまたいろいろ調べて行きますと、やはりいろいろな広告を見ることになります。自分で調べ始めたのが土曜の8時くらいから夜中の1時くらいまで。そして早朝6時からまた調べ始めていました。長期間調べていますと、業者に依頼することも選択肢の一つのように思えてきます。しかし、代金が高い!それにその代金の正当性が素人では判断できません。
 ネットには本当にたくさんの情報が載っていますが、問題はどれを選択するかです。フェイクニュースではありませんが。情報の正確性は玉石混交です。その中から正しく有効性の高い情報にたどり着く必要があります。
 そんな中で僕が「これかも、、、」と思ったのが、マザーボードの「ボタン電池切れ」でした。この情報を書いていたのはパソコンを修理する会社に勤めていた方が退職を機にそれまでの経験を綴っている記事でした。読んでいて最も納得感が得られた記事でした。
 電源を入れてもなんの反応もしないのですから、挑戦するしかありません。しかもボタン電池はコンビニでも売っているどこにでもあるものでした。早速僕はボタン電池を買ってきてパソコンを開けました。中を見ますと、ありました、ボタン電池が。場所がちょっと作業がしづらい位置にありましたが、ドライバーとピンセットでなんとか交換することができました。
 そして、コード類を元に戻して「いざ、スイッチ・オン!」。。。
 なんんん~と、パソコンが正常に動くではありませんか。そのときのうれしさっていったらありません。修理をするにしても買い替えるにしても数万円以上の出費を覚悟する必要がありました。それを253円で修理することができたのですから満足感でいっぱいです。そして、なによりうれしいのはこれまでのたくさんのデータを失わなくて済んだことです。
 今回のことでつくづく思いました。バックアップは必ず取っておきましょう。そして、思いました。せっかくこちらがなにかしらの行動をしてもなんの反応もないことの悲しさです。なにも反応がないことに比べたなら「ウンでもスン」でも反応があることはとてもいいことです。皆さん、ウンやスンを大事にしましょう。
 じゃ、また。




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