<スマホカバー探しの旅>

pressココロ上




 スマホを買い替えた話は先月書きましたが、今回はそのカバーについてのお話です。新調しましたスマホはとても好調です。使い慣れるには少し時間がかかりましたが、買い替えてとてもよかったと喜んでいるところです。前回も書きましたが、1万円以下で以前よりも数段アップしたスペックのスマホを購入できたのですから、こんなにうれしいことはありません。
 以前のスマホは僕が買ったときは29,800円で、同じ機種を妻はそ4ヶ月後に9,800円で買っています。僕の29,800円は妻の価格に比べて高い気もしますが、当時はそれくらいが普通の価格でした。それに、あとから妻が9,800円で買っていますので結果的には2台を約4万円で買ったのですから1台2万円で買ったことになります。それで「よし!」とするしかありませんでした。それに比べますと、今回1万円以下で買えたことは格段に得をした気分でいられます。
 しかし、利用者が少ないスマホには短所があります。それは使い方に関して情報が少ないことです。価格が安いので仕方ない面もありますが、あまりに情報が少なく困る場面が幾度もありました。
 最近ではスマホなどを購入しても昔のように分厚いマニュアル書などはついていないのが普通です。ですが、メーカーがネットで提供していたり、使っている人が多い機種ですと使い方を説明したサイトなどがたくさんあります。ですので、使い方に関しては困ることはほぼありません。
 また、スマホケースなどアクセサリー関連もディスカウントストアでもいろいろな種類がたくさん売っていますし、ネット上でも販売されています。アクセサリーについても困ることはほとんどありません。
 iPhoneですと100円ショップなどでも売っていますのでお金をかけずにアクセサリーをそろえることができます。以前スマホ関連の記事を読んでいて驚いたのですが、若い女性の7割がiPhoneを使っているそうです。僕の中ではiPhoneは高いというイメージがありましたので若い女性のシェアが高いことにとても驚きました。
 それはともかく、僕のスマホはとにかく情報が少ないのです。マニュアルにしましても本体に同梱されていないのは当然としても、ネット上にもないのです。つまり、マニュアル書がないスマホということになります。これは使いづらいです。
 僕は試しにと思い、ヤマダ電機に行き店員の方に「マニュアル書」について尋ねましたが、店員の方も知らない状況でした。タブレットを持ってきて一緒に探してくれたりもしたのですが、結局マニュアル書は見つかりませんでした。しかし、店員の方は優しい方で「よろしかったら、私が今説明しますけど」とおっしゃってくれたのが、せめてもの救いです。
 マニュアル書がありませんので自分で試しながら使うことでなんとかなるのですが、「なんとかならない」ことがありました。それはスマホカバーです。スマホカバーもマニュアル書同様にシェアの高い機種はいろいろなところで販売されています。それこそiPhoneなどは100円ショップでもたくさんの種類のスマホカバーが売られています。
 しかし、売れていない機種は店頭で売っていることはありません。普通に考えれば当然ですが、売れる確率の少ない機種は回転の悪い在庫です。そのようなものを売り場に置くのは利益の損失につながります。
 しかし、ネットでの販売は店頭販売ほど在庫にシビアではないはずです。なにしろアマゾンの真骨頂はロングテール販売にありますので、利用者が少なくても販売しているはずです。ところが、どこを探しても僕のスマホカバーは売っていませんでした。
 そこで僕は思いました。ヤマダ電機のオリジナルなのだから「ヤマダ電機に行けば売っているはず」と。ところが、悲しいことに置いてありませんでした。店員の方にわざわざ訪ねたのですが、売っていませんでした。マニュアル書のときと同じように店員の方がタブレットを手に取り探してくれましたが、売っていませんでした。
 そこで僕はまた思いました。なければ自分で作ればいいじゃん!いつもの僕の「なんとなくできそうな気がする」が沸々と沸き上がってきたのです。早速、ネットで調べますと、ありました。
 皆さんはグルーガンという接着器具をご存知でしょうか。これはピストルのような形をしたものに後ろから溶剤を入れ、高熱で溶かしてそれで接着する器具です。
 ネットに出ていたのはその溶かした溶液でスマホカバーを作る方法でした。僕はグルーガンを持っていましたのであとは溶剤を購入するだけです。この溶剤は直径1センチ長さ10センチくらいのものが20本入りで100円ショップにあります。これでうまく作れますと、なんと100円でスマホカバーが完成したことになります。うれしい~!
 作り方をざっくり説明しますと、スマホをビニールで囲い、溶かした溶剤でスマホの形をなぞりながらカバーの形にしていき、最後にビニールを外して完成というわけです。さて、溶剤を購入し作り始めようところで僕はふと思いました。
「こういう細かい手作業は僕よりも妻のほうがうまいに決まっている!」
 僕はこういうこともあるかと思い、溶剤を買いに行くときに妻に作り方などを細かく説明していました。もちろん、その段階では僕が自分で作るという前提でです。しかし、作り始める段階では「妻の方が向いている」と思い、考え直したのです。妻にお願いしてみますと、まんざら嫌がるふうでもありませんでした。実は、僕はお願いしてからお風呂に入ったですが、お風呂から出てきたときには「できていました」。妻手作りのスマホカバーが。。。
 このときのうれしさったら。。。
 正直に言いますと、素材は接着剤ですし、溶けた溶剤も出てくる形は1~2ミリくらいの棒状のものですで平面にはなっていません。その棒状のものを並べてつなげて平たくします。ですので、できたものはどうしてもゴツゴツした肌触りになるのですが、とりあえずはスマホにピッタリはまったカバーの形になっています。それだけで僕には満足でした。うれし~!
 ところが、、、人間というのは欲張りな生き物です。数日使っていますと、不満を感じるようになりました。それは肌触りがベタベタすることです。元々の素材が接着剤ですので溶けたならベタベタすることはあるかもしれませんが、人間の体温くらいで触っている程度では溶けることはありません。ですが、「元々は接着剤」という先入観がありますのでベタベタした感じがするようになったのでした。
 そこでまたまた僕は考えました。ピッタリでなくても同じくらいの大きさのスマホカバーを買ってきてそれのサイズを調節する方法です。この方法ですと、購入したスマホカバーが大きくても小さくても、溶剤を使うのは一部分だけですのでベタベタ感がなくなるはずです。溶剤だけで作ったときの欠点を解消することができます
 この方法で一番大切なことはできるだけサイズが近いスマホカバーを探すことです。そこでたくさんの種類のスマホカバーを売っているお店に行きました。先にも書きましたが、現在シェアが圧倒的に高いのはiPhoneです。ですから、iPhone専用の機種が売り場の多くを占めていました。ですから、android用のカバーは元々少ないのですが、その中から僕のeveryphoneにできるだけ近いサイズのカバーを探さなければいけません。
 僕は、それまでスマホカバーを売り場で探したことがあまりありませんので気がつかなかったのですが、スマホカバー売り場には試し用として箱から出してある見本品が展示されていました。
 そこで、僕は順にスマホを入れて試していたのですが、なかなか気に入ったものがありませんでした。それでも順繰りに試していますと、妻が「同じくらいの大きさのがあるよ」と声をかけてきました。その場所に行き試しに入れてみますと、なんと!ピッタリの大きさのスマホカバーだったのです。ボタンの位置やコードを差し込む位置以外を除くなら全くと言っていいほどピッタリのサイズでした。あまりにうれしかったので商品名を紹介します。「XperiaTMX」という製品でした。
 こうして僕のスマホカバー探しの旅は終わったのですが、僕の人生の旅は続きます。
 じゃ、また。




シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする