<ネットワークカメラ>

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<ネットワークカメラ>
このタイトルだけですとわかりにくいかもしれませんが、どういったものかと言いますと、カメラをネットワークでつなげた製品のことです。で、いったい「なにに使うねん?」というと…。

書きはじめたばかりのところであれですが、少し話が逸れます。「なにに使うねん?」と突如関西弁になりはりましたが、不思議と疑問文は関西弁がはまります。

それはともかく、「なにに使うか」といいますと訪問者を映像で見るためのものです。数年前にこのコラムでインターフォンを交換した話を書きましたが、当時は必要性を感じなかったというか、「ケチっていた」と言ったほうが正解ですが、音声だけのやりとりができるこれまでと同じ機能の機種を購入しました。今流行りの訪問者の映像が映る機種は高額だったからですが、数年前のコラムで書きましたように自分で交換するつもりが、それがかなわず最終的には業者に依頼したのでした。

しかし、昨今の強盗事件や訪問詐欺などのニュースを見ていますと、「訪問者の映像も見られたほうがよい」と思うようになりました。新たに高機能のインターフォンを購入する手もありますが、新品に換えたばかりですので違う方法を考えることにしました。

そこで思いついたのがスマホアプリです。僕はスマホの機能を本当に尊敬しており、スマホがあれば「ほとんどのことはできる」と思っています。ケチな性分の僕ですのでこれまでに購入したスマホはすべてエントリークラスですが、それでも申し分のない便利な機能がたくさん備わっています。1万円ちょっとでこれだけ使い勝手があるのなら十分元は取れているのは間違いありません。

そこで映像が見られるアプリを検索しますと、多いというほどの数ではなかったのですが、やはりちゃんと幾つかはありました。それにしても今の検索機能は本当に性能がすばらしく、あやふやな「キーワード」で検索しても「求めている結果」が出てきます。先ほど「映像が見られるアプリ」と書きましたが、そのキーワードで検索して示された結果は「防犯カメラ」のアプリでした。つまり、本来は「防犯カメラ」が検索する際の正しい「キーワード」だったことになります。

さて、幾つか出てきたアプリの中から僕が選んだのは「Alfred(アルフレッド)カメラ」というアプリです。こうしたアプリの最大の長所は無料で防犯カメラを設置できることですが、一番のウリは「使わなくなったスマホ」を活用できることです。

早速、古いスマホと今使っているスマホの両方に「Alfredカメラ」アプリを入れて接続させました。接続には少しばかり手間取りましたが正常に作動させることができました。古いスマホを玄関ドアの内側から外のほうに向け(注:我が家の玄関ドアは一部がガラスになっています)、居間にいながらにしてスマホでインターフォンの前に立っている人のようすを見ることができます。

実際は玄関に置いたスマホの設置場所や向きなどには試行錯誤しましたが、一応防犯カメラの役割は果たせていました。使い方としては、インターフォンが鳴ったならスマホで外のようすを映し来訪者を確認するやり方です。このようにして無料で防犯カメラのシステムを完成させたのですが、悲しいことにこのシステムには重大な問題点がありました。

スマホに限らず電気で作動させている機械類の一番の悩みは電源の確保です。ですので、僕が考えたスマホを使った防犯カメラのシステムを構築する際にもそこがネックになるであろうことは予想していました。しかし、「Alfredカメラ」アプリは本当に素晴らしい機能を備えており、居間のスマホから玄関のスマホの「オン・オフ」を切り替えることが可能なのです。

玄関のスマホが撮影を続けていたならすぐに電量がなくなることは想像に難くありません。しかし、居間のスマホから玄関のスマホの「オン・オフ」を切り替えられるなら電量で困ることはないと考えました。しかし、それは甘い考えでした。

訪問者があったときだけ「オン」にしたとしても、午前8時頃から作動させた場合、午後1時頃には30%を切るようになり、午後3時頃には10%以下になってしまうのです。ご存じの方も多いでしょうが、スマホは古くなると電池の消耗が早くなります。さらに古くなったスマホは30%あたりからの消耗が一段と早くなる傾向があります。当初の予定では、1日に1回充電することで十分足りるだろうと思っていたのですが、その甘い考えは泡と消えてしまいました。

次に考えたのは、防犯カメラを購入することです。このときに考慮しなければいけないのは映像付きインターフォンとの価格差です。映像が見られるインターフォンをamazonで調べますと、1万5千円~3万円くらいでした。もちろん金額に制限を設けないならいくらでも高機能のインタフォンはありますが、それは僕の性分が許しません。

このときに出会ったのが「ネットワークカメラ」という名称でした。当初は「防犯カメラ」とか「webカメラ」とか「遠隔操作カメラ」とか、単純なものとしては「玄関カメラ」などで探しました。そうして探している中で「ネットワークカメラ」にたどり着いたのでした。

このときやはり一番気になったのは「電源の供給」方法です。この時点では玄関の内側ではなく外側に設置することを決めていましたので「電源の供給」については「ソーラーパネル」にするか「家の中にコードを引き入れるか」などの方法を考えていました。

一番の理想は「ソーラーパネル」です。しかし、「防犯カメラ」もそうなのですが「ソーラーパネル」方式の「ネットワークカメラ」は金額が非常に高いのです。それでは僕にとって意味がありません。そこでそれまで見ていなかったYouTubeを見ることにしました。きっかけは「取り付け方を検索した」ことです。それまで防犯カメラを設置した経験がありませんでしたので、映像で確認してみることにしました。

前に排水桝の修理を調べていたときにYouTubeの映像がとても参考になったことを思い出したのです。やはり素人が取り付けるのですから、取り付け方法を事前に見ておくことは重要です。それを探している中で、それまで気に留めていなかった機種に出会ったのです。

製品名を「ネットワークカメラ ATOM Cam 2」というのですが、この製品はamazonで「防犯カメラ」のキーワードで検索していたときに幾度も出ていたものでした。しかし、そのときは形状がなんとなく胡散臭い感じがして、使いにくそうといいますか、とにかく魅力を感じない外見だったのです。しかし、YouTubeで「ネットワークカメラ ATOM Cam 2」の取り付け方から使い方を紹介していた映像を見ていたところ、それまで魅力的に感じなかった形状とかサイズとか機能とか、そういった諸々の外見がとても理にかなったものになっていることがわかりました。大げさに言いますと、すべてに置いて僕が求めているものだったのです。しかも、価格がなんと驚きの「2,900円」でした。

その動画がアップされたのが1年前となっていましたが、すぐにamazonで探しました。すると、「3,500円」と値上がりしていましたが、販売はされていました。これはもう、申し込まない理由がありません。僕はすぐに購入の手続きに入ろうとしたのですが、悲しいことに理由はわかりませんが、手続きを進められない状態になっていました。「このページにたどり着けませんでした」と表示されるのです。

そこで、amazonではなくメーカーのサイトから直接購入することを思いつきました。早速メーカーのサイトに行きますと、そこでも「売り切れ」となっており「予約販売」しかできないようになっていました。仕方なく「予約」に登録はしたのですが、しばらくして僕はあることを思いつきました。

同じような製品がほかでも販売されているのではないか? と。

案の定、ほぼ同じ形状、機能のものが価格は4,400円と1,000円ほど高くなっていましたが、「Wyze Cam v3」というネットワークカメラを見つけました。ここまできますと引き下がれない気持ちになっていました。すぐに「購入する」をクリックしたのですが、はたまたこちらでも「ページにたどり着けません」と表示されるのです。

ここから先は僕の推測ですが、これだけ強盗事件などが頻発しますと多くの人が防犯カメラ類を求めているように思います。僕が購入したいと思った製品はすべて「安い価格」のものですが、人間考えることは同じです。みなさんが価格の安いものに殺到したことで購入できない状況になっているのではないか、と想像しています。

それでもあきらめきれない僕は、1時間おきに申し込みをしたのですが、いつも手続きに進めないでいました。ところが、あきらめかけていた昨晩の8時頃、日課としているニュースチェックをしている途中で、試しに購入手続きを試みますと、なんと通常どおり購入できるではあ~りませんか。僕はすぐに購入を完了させました。

購入手続きを終えたあと、僕はもちろんとてもうれしかったのですが、ふと不安が横切りました。「本当に届くのか?」という不安です。あれだけなんど試みても購入できなかった商品が、夜の8時にあっさり購入できたのです。一抹の不安がよぎるもの当然です。

一応到着日は本日(2月5日)となっているのですが、今現在まだ届いておりません。

大丈夫かなぁ…。とっても心配…。

以上、現場から円山がお伝えしました。

じゃ、また。




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