<世の中>

pressココロ上




注:
最初、今週のコラムは、先日僕が出版しました絵本について書くつもりでいました。素人が絵本を作るのは本当に大変で、そのことについて書こうと思っていたのです。本日は投票日ですので、冒頭の部分だけ選挙について触れ、そのあとに本題の「絵本を完成させるまで」を書く予定でした。

ところが、選挙について書きはじめたところ、書きたいことがどんどん浮かんできて、止まらなくなってしまいました。それで、絵本のことは来週に回し、今回は選挙について書くことにしました。

そして、書き終わったあと読み返してみますと、なんだかデジャブ、既視感があったのです。そこで先週のコラムを読み返したところ、なんと似たような内容が、ところどころにあるあるではないですか! 誰でも同じような文章を読まされると、気分のいいものではありません。「時間を返せ!」と叫びたくもなります。

ですので、書き直そうかとも思ったのですが、正直に告白しますと「面倒くさい」という思いもあり、そのまま投稿することにしました。何卒お許しください。

というわけで、デジャブ、既視感が出ることを納得された方のみ、お読みください。それではどうぞ。
(^_^;)

<世の中>
いよいよ衆議院選挙の投票日になりましたが、結果がどうなるか、楽しみというよりも心配です。日本海側では大雪のため「投票時間が短縮される可能性あり」と報じられています。ただでさえ低い投票率が、さらに低くなるかもしれません。投票に行けない人が増えるとしたら、それはそれで悔しいことです。

なんて、上っ面なことを書きましたが、本心は違います。自民党の議席数がどうなるかが心配なのです。先週も書きましたが、僕はアンチ自民党でも野党支持派でもありません。それでも今回は、野党に頑張ってほしいと思っています。今の自民党は保守色があまりに強すぎます。もっとバランスのとれた自民党になってもらうためには、今回は自民党が負けたほうがいいと思っています。

とはいえ、僕は基本的には自民党が政権を運営したほうがいいとも思っています。政権運営に慣れていること、官僚との付き合い方を熟知していること、そういったすべてにおいて知見が豊富だからです。もっと具体的に言うなら、野党が主張するように消費税を減税したり廃止したりしたら、大変なことになります。高市首相も選挙戦に突入してから消費税減税を訴えるようになりましたが、心の中では減税に反対のはずです。

そもそも消費税は簡単に減税できる代物ではありません。財政が成り立たなくなります。「そんなことはない」と主張する経済学者もいますが、僕は信用していません。今でさえ赤字国債を発行しているのに、さらに発行していって、いったいどうしようというのでしょう。消費税は社会保障の重要な財源の一つです。また、消費税の約2割は地方の社会保障の財源になっています。選挙戦中に、どこかの県知事が消費税減税で地方が財源不足に陥ることに対して注意喚起していました。こうした現実を考えると、消費税は簡単にいじれる税金ではないはずです。

ですので、僕は基本的には自民党支持派の人間なのですが、今の自民党はあまりに保守寄りに行き過ぎている感があります。また、「裏金議員」という言葉が象徴しているように、政治資金に対する感覚が麻痺しているようにも見えます。統一教会との関係も、まだまだ解明されていないことからもわかるように、当選さえすれば手段は選ばない雰囲気があることも納得できません。以前であれば派閥間の競争により修正作用が働いていましたが、今はその機能が働いていません。なので今回は野党に頑張ってほしいのですが、その野党がだらしないのが残念でなりません。

立憲民主党と公明党が一緒になって「中道改革連合」(略称:中道)ができましたが、この新党も全面支持できる政党ではありません。前にも書きましたが、減税分の財源に「ファンドを充てる」などという発想は、あまりに現実離れしています。こうしたことが、野党が伸び悩む原因ではないでしょうか。ついでなので、ほかの政党の悪口も書くことにします(笑)。

日本維新の会は与党になってしまって、それが残念です。もし自民党が圧勝したなら、切られる可能性も無きにしも非ずです。国民民主党は野党の中で最も自民党寄りの印象です。「手取りを増やす」のキャッチフレーズで勢いがついたことをいいことに、そのキャッチに固執している感じがして、有権者をなめている印象があります。一気に議員数が増えたときに、榛葉幹事長が自民党の麻生詣でをしていましたが、心の底では与党に入りたくて仕方ない、といった印象です。

共産党は与党の悪事を暴いているのは好感ですが、政策が現実離れしています。それは社会民主党にも当てはまるのですが、今どき戦争反対は時代錯誤も甚だしいと言わざるを得ません。参政党は外国人・移民に対して慎重な姿勢ですが、今の時代、外国の方々がいなかったなら社会が回りません。特に3Kの職場は壊滅的な状況になるはずです。都会では、解体業者はほとんどと言っていいくらい外国の方々が働いています。

僕が請負で清掃業をやっていたときによく目にしたのは、行政のゴミ収集にたくさんの外国の方々が従事している光景でした。これは机上の空論ではなく、現場の現実です。繰り返しになりますが、今の日本は外国の方々がいなければ経済が回らなくなっている現状があります。その点を無視しているように見えます。

反対に、参政党に好印象を持つ光景も見たことがあります。今のようにブームになる前ですが、地方の議会選挙で地道に政策を訴えている姿を見ました。しかも、訴えている内容が「今の政治の在り方を修正したい」という至極真っ当な主張でした。外国の方々への姿勢を変えてくれたなら、もっと伸びる政党かもしれません。

日本保守党は、政党名からわかるように保守色が強すぎるのがちょっと不安です。どんなこともそうですが、あまりに偏っている政党は不安に感じてしまいます。最近できた「減税日本・ゆうこく連合」は、単に数集めをした感じがします。最後に「チーム未来」について。ちょっと畑違いから生まれた政党ですが、それこそ何のしがらみもなく、日本の未来について考えてくれそうな雰囲気はします。おそらく財政や外交の方面は苦手でしょうが、一つに特化した政党があってもいいのではないでしょうか。

ついつい気持ちが高ぶって、各政党について思いのたけをぶっちゃけてしまいました。あー、気持ちよかった。現在の予想では自民党の圧勝ということですが、正直どこが勝っても構いません。ただ一つ、僕の願いは日本の未来が明るくなることです。普通の人が普通に働いて、普通に暮らせる社会になることを願っています。

ウクライナを見てください。他国が侵攻してきたら、有無を言わせず戦争が始まるのです。もし戦争を拒否するなら、それは他国の奴隷になることを意味します。ロシアのウクライナ侵攻が起きてから、ウクライナの歴史を見聞きする機会が増えましたが、ウクライナはまさしくロシアの奴隷となった悲惨な歴史がありました。豊饒な土地で作った優良な穀物をロシアに納めなくてはならず、国民が餓死した惨状もありました。そうした状況にならないように、外交は本当に大切です。

しかし、今の若い人たちは、いったいどこまで真剣に考えているでしょう。恥ずかしながら僕は20代の頃、下手をすると30代の頃まで、そこまで真剣に政治について考えてはいませんでした。30代と言いますと、もう子どもが小学生でした。子どもから見たら僕はもう立派な大人です。しかし、実態はそこまで大人ではありませんでした。20代前半は遊ぶのに忙しかったですし、20代半ばで結婚して、すぐに子育てに忙しくなりました。30歳以降はラーメン店で多忙を極めていました。

そもそも当時はメディアに接する機会が限られていました。多くの人がそうであったように、テレビのニュース番組を見るか、新聞を一紙読むくらいでした。その新聞も見出しを流し読みし、気になったところだけ熟読するくらいです。そのような状況で政治の真の姿など知ることはできません。もちろん中には意識の高い人もいたでしょうが、そうした人は全体からすると少数派です。世の中って、それが実態です。

でも、世の中ってそうやって回っていくのでしょうね。米国を見てください。トランプ大統領は民主主義をないがしろにしようとしています。法治国家から権威主義の国家にしようとしています。それにもかかわらず当選しました。以前、何かで読みましたが、作家の塩野七生さんが「人間はまず食べることが満たされてこそ、文化・思想・政治を考える余裕を持つ」と語っていました。トランプ大統領を熱烈に支持した人たちは、「見捨てられた白人たち」と言われています。いわゆる「ラストベルト」で経済的に困窮した人たちです。

僕が不思議なのは、トランプ大統領は大金持ちなのに、どうしてラストベルトの人たちはその大金持ちを信用し支持したのか、ということです。「口先だけ」とは思わなかったのでしょうか。世界の多くの人は、若い頃の僕と同じで、あまり世の中のことを知らないのかもしれません。

年をとってから少しずついろいろなことがわかってきましたが、…残りの人生って少ないんだよなぁ。

じゃ、また。




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