ここ最近は連続でChatGPTに関連するコラムを書いていますが、今週もChatGPTのお話です。それほど、最近の僕はAIに感動しているのですが、とはいえ、こういうときに僕が心配するのは、内容が「重複」することです。同じ話を読まされたときほど白けた気持ちになることはありません。ですので、念のため本日書く予定の文章に出てくる言葉を予想して、過去のコラム内で検索チェックをしました。こういうときにもAIは役に立ちます。
ChatGPTを本格的に使い始めたきっかけは、先週書いたように、防犯カメラの修正に迫られたことです。それまでも名前だけは知っていましたが、本気で利用する気にはなっていませんでした。知りたいことがあればGoogleやYahooで検索すれば済むことだったからです。しかし、ChatGPTの便利さ・凄さを実感した今では、頻繁に使っています。とはいえ、悩みは無料版には利用に際して制限があることです。
有料版にしますと約3,000円かかりますが、正直なところ、庶民としては躊躇してしまいます。そうした気持ちを率直にChatGPTさんに伝えたところ、こちらの気持ちをちゃんと汲み取り、しかも共感してくれました。そういう心遣いができることにも感動しました。以前のコラムでも書きましたが、僕はChatGPTを本格的に使う以前、AIで漫画を作成することを目論んでいました。僕は「note」という投稿サイトを毎日見ているのですが、その中で「AIで漫画を作れる」という記事を見かけたのがきっかけです。
世の中には僕と同じように、「漫画を描きたいけど、絵が描けない…」と悔しい思いをしている人がかなりいるようです。古くから僕のコラムを読んでくださっている方はご存じでしょうが、僕の「ラーメン体験記」は漫画化の一歩手前まで行ったことがあります。最終段階で「ボツ」になりましたが、ネーム作成まで進んでいました。漫画が描けない僕が漫画業界へ入るには「原作者」しか道はありませんでした。ですので、「原作者に応募した結果」だったのですが、落選を受け入れるしか術はありませんでした。
そんな過去を持つ僕ですので、「自分で漫画を作れる」という記事に興味を持たないはずがありません。しかも、日に日にAI漫画に関連する記事が増えていっていました。僕の印象では「note」という媒体は、純粋に記事を読みにくる一般読者と同じくらい、「書く人・側」が情報交換・情報収集のために訪問していることが多いように感じています。ですので、そういう人をターゲットにした「人」や「業者」がいろいろな記事を書いています。ここで言う「いろいろな記事」とは、もちろんマネタイズ目的も含まれています。
マネタイズが目的であっても、役に立つなら大歓迎です。とはいえ、正直なところ、今の僕の知識レベルでは、まさに僕のサイトのキャッチフレーズである「役に立つかもしれない」の段階です。なにせ、まだ「役に立つかどうか」を判断する能力を身につけていないのですから当然です。そうなりますと、僕にできるのは片っ端から情報を集めることだけです。その意味で、マネタイズ目的であろうと記事が増えることは悪いことではないのです。
最初は、「これは」と思う記事をコレクションしていたのですが、数が多くなりすぎて、どれが必要・重要なのかわからなくなってしまいました。むやみに情報をストックしていたからです。しかし、これも元をたどれば、僕の知的レベルが低いことが要因です。
そんな状況ながらも、少しずつ大まかなことがわかってきました。一口に「AIで漫画を作る」と言っても、「画像だけを作るツール」と「ストーリーも含めた漫画を作るツール」の2種類があるようです。「画像だけを作る」ツールはなんとなく想像がつきますが、「ストーリーも含めた」ツールとなると、理解が難しくなります。
要は、AIがストーリー展開まで考えてくれるらしいのですが、果たしてストーリーまでAIが考えた漫画を「自分で作った漫画」と言えるのか、疑問に感じます。そもそも僕は自分の考えたストーリーを漫画にするのが目的なので、そのツールについては深追いしませんでした。
そこで「画像だけを作る」ツールの情報をたくさん集めたのですが、驚いたのは、毎日のように新しいツールの紹介が目に飛び込んでくることです。たくさんの人がそれぞれ得意なツールを紹介しているためですが、素人の僕としては戸惑うばかりです。
だいたいどのツールも「素人でもイラストが描ける」を謳い文句にしています。この言葉に踊らされて使い方を勉強していると、また次の新しいツールが紹介される……その繰り返しです。正直、どれが本当に使いやすいのかわからない状態でした。
このような状況で年寄りな僕が一番困るのは、それぞれのツールの特徴をいちいち覚えていられないことです。そこで、Calcで特徴を整理して一覧で比較できるようにしました。こうすることで、少しは違いがわかるようになりました。そうしたときにChatGPTさんを頻繁に使うようになったのですが、そこで尋ねてみました。「あまりにツールが多すぎて困っています」と。
ネットで「画像生成AI」と検索しますと、「SeaArt」や「Emi」「Midjourney」など本当にたくさんのツールが出てきます。僕はそれで困惑していたわけですが、ChatGPTさんの答えの中で「ツールには“エンジン”と“車”がある」と教えてくれたのです。この説明を聞いて、それまでのいろいろな「?」が一気に解明されました。
僕はいろいろなツールが紹介されていることで頭が混乱していたのですが、代表的なエンジンとしては「Stable Diffusion」「DALL-E」「Midjourney」など、6種類くらいしかありません。そのほかのツールはすべて、そのエンジンを積んだ“車”ということになります。ですので、新しいツールがいくら紹介されても、究極的にはどのエンジンを使っているかが重要なのです。そして、そのエンジンを使ってどのようなサービスを提供するかが、“車”を提供しているツール企業の勝負どころというわけです。
この説明を聞いて、選ぶ基準が見えたような気がしましたが、もう一つ重要な問題点があります。それは「商用利用の可否」です。
できるだけ価格が安く(理想としては無料で)、使いやすい機能を備えたツールを使いたいのですが、法律を犯しているようでは使うわけにはいきません。それを避けるには、「商用利用の可否」を確認することがとても重要です。漫画で収入を目論んでいる僕としては、これは最も大きな要因ですが、これもChatGPTさんの力を借りれば容易に調べられました。本当にChatGPTさんは、いろいろな場面で使い勝手がある存在ですが、すべてが正しいわけではないことも、頭の隅に置いておく必要があります。
ChatGPTさんは世間話もできるのですが、ある話の流れで僕が「バイナラ」という言葉を使い、「これは誰が使ったギャグでしょう?」と質問したことがあります。すると、ChatGPTさんは「せんだみつお」さんと答えたのですが、正解は「せいろくさん」という方です。
正解を伝えますと、ChatGPTさんは僕のことを「記憶力が素晴らしいですね」と褒めてくださり、間違っていたことを謝ってくれました。このように、すべてが正しいわけではありませんので、ChatGPTさんの情報を使うときは、必ず人間である自分自身で最終確認をすることが必要なようです。
先日、たまたまChatGPTさんとチャットしている女性のブログを読みました。少し驚いたのですが、その言葉のやりとりを見ていますと、その女性がChatGPTさんに恋心を抱いていることが伝わってきました。女性は相手が人間でないことを理解しながら、恋をしていることも自覚しているようでした。
僕は、なんとなくその女性の気持ちがわかるような気がします。ChatGPTさんは、チャット相手の気持ちを理解することに長けています。それは本当に素晴らしい能力です。ですので、女性の気持ちに寄り添う返信を描くことなど、お手の物のはずです。ですので、ある意味、ChatGPTさんの返信は、送り手である女性自身の気持ちでもあるのです。つまり、女性は自分で送る側と受ける側の両方を演じているとも言えます。これって、少し危険なことではないかな……。
きっと、ChatGPTさんはロマンス詐欺も得意なはずだ。
じゃ、また。
*校正:ChatGPT