<年末のご挨拶>

pressココロ上




いよいよ今年も今回のコラムが最後となりました。例年と比べて、今年は年末感がまったくありません。これまでですと、11月の終わりころから年末感を感じはじめていたのですが、それが今年はまったくありませんでした。12月に入っても同様で、このコラムにしても、通常であれば12月に入ると「師走感」を思わせる文章を書く気分になっているはずですが、今年はそれもありませんでした。なにが違うかと言いますと、仕事かなぁ……。

僕の今年の一番の出来事と言いますと、3月いっぱいで請負の仕事をやめたことです。それまでは朝7時から仕事を開始していましたので、その準備もあり、1時間前の6時くらいから1日がはじまっていました。ですが、それをやめたことで、1日の区切りというか、仕切りというものがなくなったのです。そうした状況になって僕が一番心配したのは、健康面でした。それまではちょうどいい具合に身体を動かしていましたが、それがなくなったからです。身体を動かさないことが健康によくないことは、いろいろなところで指摘されています。

そこで、自らに課したのがウォーキングでした。やめた翌日から近所の土手を1時間歩いています。今の時代は健康志向が強いので、歩いている人や走っている人がそれなりにいるだろうな、と想像していました。ですが、思ったほどはいませんでした。また、もう一つ想像と違っていたのは、僕と同年代の人の割合が高かったことです。皆さん、考えることは同じなようです。

僕はウォーキングですが、中にはジョギングやランニングをしている人もいます。割合としては半々くらいでしょうか。ジョギングやランニングをしている人が、想像していた以上に多かったのは驚きでした。しかも、僕よりも年長と思える人が颯爽と追い抜いていく姿には感動を覚えます。とても僕には真似ができません。あんなに走ったら疲れてしまいます。(^_^;)

もちろん、ウォーキングの僕とジョギング・ランニングの方とではスピードが断然違います。そうなりますと、僕を追い抜いた方がどこかでUターンをして戻ってきて“すれ違う”ことが起きます。不思議なもので、そういうことが続きますと、抜かれた場所と、Uターンして戻ってきて“すれ違う場所”を意識するようになります。僕は同じ時間に玄関を出発しますので、追い抜かれる場所はほぼ同じ場所です。相手の方が時間を変えない限り、ほぼ同じ場所です。そして、戻ってきて“すれ違う場所”がいつもとずれていると、僕のペースがいつもと違うのか、それとも相手のペースが違うのか、などといろいろなことを考えます。

話は戻りますが、僕がウォーキングをはじめようと思ったきっかけは、ラジオも関係しています。これまでに幾度か書いていますが、僕は仕事をやっていた頃はいつも「森本毅郎スタンバイ!」という番組を聴いていました。それを聴き続けたいという思いもあったからです。年をとってからの僕は、テレビはほとんどニュース関連の番組しか見なくなっています。ほかのテレビ番組はどれもつまらなく思えるからです。特に、バラエティ番組は苦手です。俳優の小泉今日子さんが「バラエティ番組はくだらない!」と発言したことが話題になっていましたが、僕もまったく同感です。

それはともかく、「森本毅郎スタンバイ!」はテレビのニュース番組よりも広く深く解説してくれます。それがとても役に立っています。例えばヤフトピでニュースを見ていますと、いろいろな「見出し」が流れてきますので、その中から自分が興味を持った見出しをタップして詳細を読みます。そこには自分好みの選択が入るわけで、どうしても僕の持っている偏りが影響します。ですが、ラジオの場合は僕が選択しているわけではありません。ラジオが多くのニュースの中から有意義さを鑑みて選択しています。それが僕にとって、とてもいいことだと思っています。

「今頃」と思う人がいるかもしれませんが、実は妻と僕とではヤフトピに流れてくるニュースに違いがあることを知りました。それまでは、時間差はあるにせよ、「同じニュースが流れている」と思っていたのです。ところが先日、たまたま僕が気になったニュースを妻に教えようと「カテゴリー」を伝えたのですが、妻のヤフトピには同じニュースがありませんでした。調べたところ、基本的には同じ記事が流れているらしいのですが、個人の検索や履歴などで若干変えているそうです。ネットの問題点としてよく指摘されているように、「自分に興味のある情報にしか接しない」ということになっています。全体を中立的に網羅していると思えるヤフトピでさえ、そうした問題点があるようです。

そうしたリスクを避ける意味でも、ラジオを聴くことには意味があると思っています。ラジオでも僕はTBSオンリーです。これは前にも書いたことがありますが、僕は物心ついた頃からTBSしか聴いていないので、それが身体中にしみ込んでいるのです。理由云々ではありません。細胞の奥深くに入り込んでいるのです。そんな状況での「森本毅郎スタンバイ!」は内容が偏っておらず、とても好感しています。

僕が「森本毅郎スタンバイ!」を聴くようになったのは、主に請負の仕事をするようになってからです。繰り返しになりますが、ニュースに対する向き合い方が中立であると思っています。ラジオ番組のパーソナリティーの中には偏っている印象を受ける人もいますが、森本さんはそのあたりのバランスが絶妙です。

それだけではありません。「スタンバイ!」には毎日コメンテーターが日替わりで出ていて、ニュース内容を解説しています。その解説が中途半端なときには、森本さんはコメンテーターを厳しく追及していきます。先日もそうしたことがあったのですが、CMをはさんだあとにコメンテーターの方が謝罪と追加の解説をしていました。正直、僕が聴いていても「このコメンテーター、ちゃんと理解していないな」と感じていたのですが、CM中に森本さんから注意を受けたのだろうと想像しました。

その森本さんが先々週から体調を崩してお休みしていました。かなり高齢ですので、それも影響しているのでしょうが、とても心配です。もし森本さんが引退したら、この朝のニュース番組はどうなってしまうのでしょう。

先ほど、僕と妻とでは「ヤフトピの内容が違う」と書きましたが、先日は反対のことが起こりました。僕は今、車の買い替えを考えています。いつものように6年落ちの中古を探しているのですが、僕は時間があるときにパソコンで車の検索をしていました。すると数日後、妻が僕に「最近、車の検索をした?」と聞いてきました。妻が言うには「最近、私のスマホに車の広告がたくさん出る」のだそうです。確かに僕は車の検索をしていましたが、それと妻のスマホに出る広告が関係しているとは思えません。「偶然」だと思っていました。

ところが、その数日後に僕はパソコンで「プリンターのインク」を探しました。インクがなくなりそうだったので、買おうと思ったからです。すると数日後、なんと妻のスマホに「プリンターのインク」の広告が出てきたのです。ここまで来ると、もう「偶然」ではありません。

そこでAIに調べてもらったところ、同じルーターを介してネットにつなげていると、そうしたことが起こるそうです。どこの家庭もそうでしょうが、家の中ではパソコンもスマホもWi-Fiでつなげています。それが原因で、そうした現象が起きるようです。これは驚きでした。僕がデスクトップパソコンで検索したことが、妻のスマホの広告にも出てくるのです。アカウントを同期している僕のノートパソコンやスマホに出るのは当然としても、妻のスマホにまで出てくるとは想像もしていませんでした。

ルーターのIPアドレスが影響するそうですが、Wi-Fi恐るべしです。「下手なことは検索できないな」と肝に銘じています。

だって、男性特有の好奇心がばれてしまうじゃないですか。

じゃ、また。

今年1年ありがとうございました。




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