<博多大吉さんが大好きだ!>

pressココロ上




いつごろからか自分でも記憶がありませんが、僕は「ラジオは“TBS”」と決まっていました。僕ぐらいの年齢ですと、深夜放送にはまっていた人は少なくないはずですが、僕はそれほど夢中になって聞いてたわけではありません。

ですが、休日の昼間などラジオを聞けるときに聞いていたのは「TBS」だったように思います。例えば、中学時代は土曜日など早く授業が終わったときは久米宏さんが司会を務めていた歌のランキング番組を聞いていました。

大人になってからも、大沢悠里さんのラジオ番組はとても楽しみにしていました。大沢さんに関して強く記憶に残っているのは大沢さんが一時期だけテレビに出ていたことです。のちに「自分はテレビ向きではない」と話していましたが、本当にテレビ出演は短期間で終わってしまいました。おそらく、なにかしら自分の中でしっくりこないものを感じたのでしょう。しかし、ラジオの世界で傑出した存在感を残していたのですから正しい判断だったことになります。

ラーメン店を営んでいた期間はほとんど聞くこともありませんでしたが、お店を畳んでからはまたラジオを聞くようになりました。不思議なもので、自転車に乗れていた人がどんなに長期間乗っていなくても自転車の乗り方を忘れないように、長期間ラジオを聞いていなかった僕が久しぶりに聞くようになったとき、自然にTBSを選んでしまいます。

僕は55才からコロッケ店を営んでいましたが、午後の休憩時間に聞いていたのはやはりTBSでした。当時、その時間帯は「小島慶子キラ☆キラ」という番組を放送していました。聞けるのは正味45分くらいですが、それでも楽しく聞いていました。しかし、小島さんがTBSの放送方針に納得できず、降板することになりました。

これまで降板の経緯を詳しく知らなかったのですが、僕の漠然とした印象では「小島さんの『意識高い系』の感性に原因がある」と思っていました。そこで、本当の理由を知りたくなり、今回コラムを書くに当たって当時の番組を聞くことにしました。

今の時代は本当に便利な世の中です。昔の放送をそのまま聞くことができるのです。僕は「ニコニコ動画」で番組内で小島さんが直接「自分の口で語っている内容」を聞きました。

結論から言いますと、僕の漠然とした印象のままでした。あくまで僕の個人的見解ですが、「小島さんの独り相撲」という感じです。それは納得できてよかったのですが、たまたま当日のパートナーが「あの」ピエール瀧さんだったのが驚きです。

僕は、元々ピエール瀧さんのおしゃべりの素晴らしさに魅入られている人間ですが、このときも小島さんの「個人的見解および主張」に上手に異見を漂させながらも番組をまとめていました。現実問題として、小島さんが「降板について自分の考え」を話したのが番組冒頭でしたので、一つ間違えますと当日の番組が崩壊する可能性もありました。それを救ったのはピエール瀧さんの受け答えでした。ニコニコでの画面投稿も瀧さんの対応を賞賛するものがほとんどでしたので多くの人が僕と同じ感想を持ったようです。

残念ながら瀧さんは麻薬取締法違反で逮捕され、活動自粛せざるを得ない状況ですが、瀧さんの才能が稀有であることを証明した場面でした。

話は逸れますが、瀧さんが保釈されたあと、先週の25日に電気グルーヴの相方である石野卓球さんが瀧さんとのツーショット写真を公開しました。瀧さんが逮捕されたあとも、石野さんは「瀧さん愛や絆」を表明していましたが、そのぶれない姿勢に共感する声が多く寄せられています。本当の友情は「相手が苦しいときに」表れると思っていますので、石野さんのこれまでの対応は紛れもない友情を証明しています。

それに比べますと、同じ麻薬取締法違反で逮捕された「チャゲ&飛鳥」の飛鳥さんに対するチャゲさんの対応は正反対のものでした。ある番組でチャゲさんは「飛鳥さんを批判するコメント」を話していました。現在、飛鳥さんは活動を再開していますが、「チャゲ&飛鳥」として活動することはなく別々に活動しています。この違いが、二人の関係の姿を表しているように思います。

話を戻しますと、小島さんの番組のあとにはじまったのが「たまむすび」です。赤江珠緒さんをメインキャスターにした番組ですが、曜日ごとにパートナーが変わる形式は以前と同じです。先々週、その赤江さんと水曜日のパートナーである博多大吉さんの不倫が写真週刊誌で報道されました。

週刊誌が発売されるのは金曜日の予定でしたが、赤江さんは前日の木曜日に番組内で写真週刊誌について報告していました。そのときの第一声は「恥ずかしい写真が出ます」というものですが、その日は「反省している」という言葉だけで詳細は話しておらず、その姿勢は翌週の月曜も火曜日も変えていませんでした。赤江さん曰く「当事者同士が揃ったときにお話する」だったからです。

月曜、火曜ともに聞いていましたが、各曜日のパートナーであるカンニング竹山さんからも山里亮太さんからも優しさが伝わってきました。実は、僕はこの時点まで不倫報道はある程度真実で、それを受け入れながら収める方法を考えているように想像していました。

そして、水曜日になり当事者同士が揃って弁明したのですが、不倫などとは関係のない全くもって納得できる説明でした。週刊誌では”お花見デート写真”という見出しで、赤江さんが芝生に横になる写真などもありました。この写真とこの見出しだけを見ますと、疑われても仕方のない報道ですが、お二人の説明を聞きますと違った印象を持ちます。

番組は冒頭から写真が撮られた経緯を説明しているのですが、これまであまり詳細に弁明しなかったのは「番組の存続に関係すること」だったからでした。簡単に言いますと、赤江さんは出産後に復帰して子育てと両立することがかなり負担になっているときに,信頼しているピエール瀧さんが逮捕されたことで「番組降板」を考えていたようです。

その相談を大吉さんにしていたわけですが、赤江さんとしては「メインである自分が番組降板を考えていること」をスタッフの人たちに察せられるのは「スタッフの人たちに失礼」という思いがあったようです。ですので、大吉さんに個人的に相談していたのですが、二人きりで話す機会はあの写真のとき以外にも数回あったそうです。

しかし、その説明では今一つ芝生の上で並んで寝ころぶ説明にはなっていないように思っていました。その真相を大吉さんが話していました。

実は、あの写真は二人の間に意見の食い違いがあり、反発し合っている写真だというのです。その証拠に二人とも笑顔の写真は一枚もないそうです。そして、寝ころんだのは「なんでわかってくれないの」という納得できない気持ちが表れたものです。誰でもありますよね。「あーあ、なんでわかってくれないのかな」とうしろに倒れ掛かる、あれです。

大吉さんは大吉さんで、同じように反発する気持ちもあったのですが、赤江さんがうしろに倒れて寝転がったときに「あーあ、とうとう寝ちゃったよ」とあきれる気持ちになったそうです。そのときの写真が週刊誌に「添い寝」として報道されたわけです。

ちなみに、二人の意見の相違点は「瀧さんへの対応の仕方」でした。瀧さんは保釈されてすぐに赤江さんにお詫びの連絡を入れたそうですが、そのことを「番組内ですぐに報告したい」派だったのですが、大吉さんは「一呼吸置いたほうがよい」派でした。大吉さんとしては、保釈されてすぐに連絡があったことなどを報告すると「二人はつながっている」もっと言うと「周りから疑われる」と心配してのことでした。

実は、赤江さんは瀧さんが逮捕されてすぐの段階でも、番組内で「出てきたら番組に無料で出演させよう」などと話していました。逮捕されてすぐの段階でしたので、芸能人の普通の感覚としてはやはり不安な発言ですので、そのときのパートナーである竹山さんが「それは、今の段階では少し早いけど…」とたしなめていましたが、その気持ちは全く変わっていなかったようです。

今回の騒動でわかったことがあと一つあります。赤江さんは瀧さんが逮捕されたとき涙ながらにショックな気持ちを話していましたが、その後はいつもどおり明るく楽しそうに番組を続けていました。しかし、実際はかなり苦しんでいたのです。その辛さを番組では全く感じさせなかったところにプロの根性を見ました。

今週のタイトルは「大吉さんが大好きだ!」ですが、これまでも大吉さんは芸人でありながらあまり「前へ前へと出る」タイプではないように感じていました。ただし、ツッコミはいつも面白いのです。そのときどきの状況に合わせて的確なツッコミをしているところに尊敬の念を持っていました。

そして、瀧さんが逮捕され赤江さん涙ながらに今後について話していたときもその場にふさわしい心優しい言葉をかけていました。その言葉遣いもタイミングも決して押しつけがましいものではなく、またスタッフや視聴者を意識したわざとらしさも全く感じませんでした。

今回の件についても赤江さんを陰から支えている雰囲気が伝わってきました。現在、大吉さんはNHKの朝の番組でMCを務めており全国区になりましたが、それまではひな壇に並ぶことはあってもメインMCを務めることはありませんでした。個人的には、大吉さんが「前へ前へ」でるタイプではないからだと思っていましたが、博多華丸大吉さんの冠番組がないことが不思議でならなかったのです。

ですから、NHKの番組が決まったときに真っ先に思ったことはNHKのプロデューサーの心眼力です。やはり、見ている人は見ていると感じ入った次第です。

大吉さんって、普通の感覚でとっても面白いことを言う素晴らしい人です!

じゃ、また。







シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする